一気呵成

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9/23/2024, 2:38:06 PM

ジャングル鬼をしよう
と言ったやつを私は、
一生許してはならない
あんなことがあったから

逃げるために急いで、
ジャングルジム
を駆け巡る、その後
落ちるとは知らずに

落ちた、ジャングルジムから、
落ちたと誰かが言った
遊具に付いた赤い液体
へこんだ頭の骨、

これがあってから、
私はジャングルジムを
みるたび足がすくむ、
あんな遊具では遊びたくない

9/22/2024, 2:34:33 PM

秋の夕暮れ、
カラスが鳴く、
教室の前に立つ
声が聞こえる

友達の笑い声が、
聞こえる、私を
話のネタにしながら
ケラケラと

その場を離れたい
視界がにじむ、
その時、中の人と
鉢合わせする

あぁ、明日どんな表情で、
接すればいいのか
どちらも気まずい、あぁ
聞かなければなんともないのに




9/19/2024, 2:26:15 PM

受験まで数ヶ月、
よく聞く言葉、
ハラハラする、
時間よ止まってくれ

9/18/2024, 2:37:35 PM

夜の帳がおりて、
静寂に包まれた街
輝いてる灯りが、
あの人を思い出させる

あの頃の君と手をつなぎ
肩を並べて、歩いたときも
あぁ今日も一人か
やはり今は独りなのか

建造物の隙間から、
垣間見える月
冷たいようで
あたたかい光

この夜景は、
孤独とともに生きる
だが、その美しさに
ひとたび癒やされる





9/17/2024, 3:09:30 PM

花畑の中、微笑む花々
風に吹かれ、たなびく
その美しさの奥に隠された
哀しみの念、死体の香り

赤いチューリップは血のように
白いユリは骨のように咲き、
その根の下には暗き秘密
花畑の中で、永遠に静寂

夜になり、月明かりが
花たちを照らし、
「気づかれてはならぬ」
「気づかれてはならぬ」とささやく

花畑、美しさと死
その両方を兼ねそなえる、
なくなったものは帰ってこない
花に囲まれし、哀しみを感じよ


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