9/30/2024, 2:50:28 PM
夜の道を歩いたら、
もう秋がそこにいた。
ねぇ、大好きな季節がやってくるよ。
あと少しで金木犀の出番。
我が家の近くにある
金木犀の木々に挨拶をしにいこう。
段々寒さが深まると
街が暖かな色に染まる。
きっと誰よりも、紅葉を楽しみにしている。
一瞬で過ぎちゃうんだから
目を瞑ってなんかいられない。
明日も明後日も
見逃していられない。
「きっと明日も」
9/29/2024, 3:20:31 AM
「じゃあね」
「またね」
「ばいばい」
「ありがとう」
声をかけて
手を振ったら
背を向けて
歩き始めたら
振り向かないようにしている。
そこにもう貴方がいないと、
悲しくなるから。
そこにまだ貴方がいたら、
いつまでも別れることができないから。
「別れ際に」
9/21/2024, 10:36:43 AM
秋みたいな人だった。
急に目の前に現れて
涼しい風を纏いながら
私を暖かな色で包んで
そして
あっという間に去っていった。
恋に落ちた。
待ち続けた。
それでも
木々が色づいても
葉を落としても
きっともう
貴方は現れない。
「秋恋」
9/20/2024, 2:45:59 AM
時間よ止まれと願った。
過ぎてゆく時の流れを恨んだ。
終わりがくるのが嫌だった。
このままずっと
貴方の隣にいたいと思ったから。
「時間よ止まれ」
9/17/2024, 3:09:20 PM
花柄が好き。
蝶のモチーフが好き。
いつしか
そんなものばかり
身につけるようになったけれど。
虫が苦手だから
本物の花や蝶とは
仲良くなれないの。
そうよ。
私が好きなのは
遠くから眺める花畑。
遠くにあるから、より綺麗に見えるのね。
「花畑」