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11/18/2024, 2:19:39 PM

私と貴方

過ごした時間は一緒なのに

つくった想い出も一緒のはずなのに

その重さはまるで違うのね。


「たくさんの想い出」

11/16/2024, 2:14:10 PM

落ち葉が風に吹かれていくのを見た。

同じ木から生まれた葉もあっただろうに。
同じ場所で身を潜めていたのに。

そうか。

はなればなれになったのね。

風に吹かれて
旅をして
最後はみんな、土に還れたらいいね。
そしたらまた一緒になれる。


「はなればなれ」

10/17/2024, 2:23:34 PM

どう頑張っても
忘れられない人がいて
忘れられない思い出があって
すぐに私を過去へ連れ戻す。

今思うと
忘れられない、より
忘れたくなかったんだろうな。

思い出はどんどん遠くなって
一緒に話したことも忘れていって
声も思い出せなくなっちゃったから。

この気持ちも、いつかは忘れる。
だから、無理に忘れなくたっていいや。

忘れないんじゃなくて、思い出さない。

私、もう前を向いて歩いてみるよ。


さよなら。ばいばい。ありがとう。


「忘れたくても忘れられない」

10/12/2024, 3:26:31 PM

高2の秋。

部活の引退が早かったから
ひと足先にひとりで帰る。
いつもはバスで帰るけど
涼しくなったから
歩いて帰ることにした。

学校の壁伝いに歩いていく。

部活のかけ声。
楽器の音。
少し冷たい秋の風。
夕暮れ時の不思議な気配。
金木犀の香り。

そして聞こえてきた
「ハッピーエンドへの期待は」の
出だしのコーラス。

歌っていたのは
たぶん
グラウンドで練習していた
運動部の男子たち。

なんか上手だったから。
すっと心に入ってきたから。

あの時間は
鮮明に記憶にのこっているの。


「放課後」


9/30/2024, 2:50:28 PM

夜の道を歩いたら、
もう秋がそこにいた。

ねぇ、大好きな季節がやってくるよ。

あと少しで金木犀の出番。
我が家の近くにある
金木犀の木々に挨拶をしにいこう。

段々寒さが深まると
街が暖かな色に染まる。
きっと誰よりも、紅葉を楽しみにしている。

一瞬で過ぎちゃうんだから
目を瞑ってなんかいられない。
明日も明後日も
見逃していられない。


「きっと明日も」

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