ココロなんて目に見えないものは、信用しない。だって不確かだし、自分でもよく把握できないものだから。ましてや他人なんて、想像はできるけど、それも自分の体内に残る経験を基にしたもの。他人の体に起こっている心の状況なんて、計り知れない。

だから私は文章を書くのだと思う。確かに感じたはずの、形ではない気づきを、どうにかして理解したい。ただ一つ、それだけの理由だ。だから今日も、私は言葉を紡いでいく。

バイバイなんて言わないでよ
これから春なんだから
桜見に行こう、って言ったじゃない
川沿いを散歩するのが楽しみだって
そう笑ってたじゃない、、。

まだ旅の途中である。
それは終わりを作ろうと思えば、あの非日常の時間は過去のものになってしまう。でも、そこで見つけた何かにすがりたいのなら、光る何かを見つけていて、今にも手に掴みたいと願っているのなら、それは意味のあること。時は止まらない、だからこそ、進み続けること。それが私の、新しい旅の始まり。

追い風って吹くかなあ
ずっと停滞していた運勢だけど
吹くかなあ
もしくは、吹かせられるかなあ、自分に。あの人との未来に。

君と一緒に見たいところがある
それは手の届かない望みかもしれない。
消しても消しても消えない、
柔らかな日々への
憧れと想像

それは君としか叶えられない
君とならば、叶えられる気がする