あなたが何気なくいった小さなことも、
今の私を大きく動かし、
前の私にとってつまらないことでも、
今の私はきっと大きく受け止め、
あなたがどれだけ感情的に言っても、
今の私はきっと相手にしない。
「つまらないことでも」
僕はここから動かない。
ここが安全だと知っているから。
ここはどこよりも安全で、
僕はここから出たことがない。
外の世界は知らない。
外の世界が安全であるはずがない。
そう教えられてきたから。
この真っ白い空間を、
赤や青や黄色のボールが舞う。
いつまで経っても壁につかないのに、
この空間の隅が遠くに見える。
僕はここから動けない。
ここが1番落ち着くから。
脳内で作り出したこの空間は、
きっと動けない僕を望んでいるし、
動かない僕は、
たとえここが崩壊して、
天井が崩れ、嵐が来ようとも、
きっと安全だ。
そう逃げてきたから。
「嵐が来ようとも」
静まる夜。
部屋には私の呼吸の音のみが響く。
誰もいない部屋で、
私のために呼吸を殺す。
眩しい朝。
部屋には私の活動の音のみが響く。
誰もいない部屋で、
私のために足音を消す。
そしてまた夜。
部屋には私の呼吸の音は響かない。
誰もいない部屋で、
遠くの大勢の人を感じて、
私は私を隠す。
「お祭り」
花が咲くと同時に、
私は私であったことを忘れ、
呼吸は冷たく、
勢いを無くし、
あなたはあなたであったことを思い出し、
涙はゆっくりと、
私の上に落ちる。
花が咲くと同時に、
私はあなたの中でひときわ輝き、
呼吸は荒く、
勢いを強くし、
あなたは私を強く思い出し、
涙はゆっくりと、
私のそばに落ちる。
花が散ると同時に、
私はあなたの中で静かに横たわり、
月は欠け、
潮は引き、
あなたは私を優しく包み込み、
涙はゆっくりと、
あなたの頬をつたう。
「花咲いて」
「書く習慣っていうアプリやってる人おいで!!!!」
というオプチャの管理人です!
私事ですが今日なんか読みたくなっていぬやしき再読しました!!
やっぱり面白かったです!!
そんなことはさておきぜひオプチャに来てみてください!!!
待ってまーす!!
友達の前ではあだ名で、
ネット上ではみりんで、
親の前では本名で、
君が呼ぶのは苗字だった。
本当は下の名前で呼んで欲しかった。
私は下の名前では呼べなかったけれど。
私は君に話しかける時に、
ねぇねぇ、
としか言わない。
私の方が君より酷い。
でも君は、
SNSを通じてだと、
あだ名で呼んでくれる。
私は、
ねーねー、
としか言わない。
私の方が君より冷たい。
もし君が、
私のことを本名で、下の名前で呼んでくれたら、
それはどこで、
どうすれば良いのだろうか。
冷たい私にできることはない。
「私の名前」