お気に入りの帽子をかぶって散歩に行く。
今日はお父さんが一緒。
今日も散歩に行く。
特にお店に寄るとかはせず、
ただ歩くだけ。それでも楽しいな。
今日もお父さんが一緒。
今日はお気に入りの帽子はかぶらない。
友達に会いたくないから。
友達に、見られたくないから。
今日もお父さんが一緒。
ねぇ、これは、いつまで続くの?
「お気に入り」
お気に入りほぼ関係なくてすみません笑
これはフィクションではありません
①
誰に渡そうかな。
適当にチョコが沢山入ったやつを買って、
それを友達やらなんやらに渡そうと思ってたんだけど、
チョコ沢山余っちゃったんだ。
同じ班だったあの人に渡そうかな。
とっても優しいし、結構かっこいいんだ。
それとも大人しいあの人に渡そうかな。
普段は大人しいけど、話すと案外面白いんだ。
どっちにしろ、私が考えているのは、
どっちに渡せば話題になるか、それだけ。
チョコだって、沢山余るのなんて分かってた。
どっちが話にしやすいかな。
そんなもんだ。
「バレンタイン」
②
私はお菓子を作るタイプじゃない。
でも今年は作ったんだ。
今年も君にあげるために。
君も毎年くれるよね。
君はお菓子を作るのが上手で、
こんな日じゃなくてもクッキーとか作ってるんだって。
私はこんな日でも何も君に伝えられない。
友達と、性別の壁は越えられない。
毎日会っている君に、毎日話している君に、
愛をこめて、友達として、チョコを送ります。
「バレンタイン」
(この話を含めた、私の書く詩はほぼフィクションです。)
①
一緒にアイスを食べた。
一緒に写真を撮った。
一緒に待ち合わせした。
一緒にいることを約束した。
この場所で。
だから、この場所が悪いんだ。
私が今悲しいのも死にたいのも苦しいのも全部、
この場所が悪いんだ。
「この場所で」
ごめんなさい
今日は調子が悪くて
吐き気もして
しんどいのでかけません
許してください
「誰もがみんな」
①
私は毎日みんなから一輪の感謝の花を貰う。
それは毎日増えていき、今や花瓶は壊れそうだ。
ふと、みんな、花をくれなくなった。
すると次第に、貰った花が枯れていった。
私は悲しくなった。どうして?
どうしてくれなくなったの?
そしてみんな、私を嫌いになった。
ある日から、みんなが花をくれるようになった。
みんな、一人一人が素晴らしい花束をくれるの。
綺麗な薔薇の、花束を。
それは毎日、毎時間、毎秒増えていき、
今や私は壊れそうだ。
「花束」
②
私はカーネーションが好きなの。
だから私はあの人に言ったの。
花をプレゼントしてくれるなら、
カーネーションじゃなきゃやだ。
ってね。
そしたら、毎日あの人は、
カーネーションをくれるようになった。
もういらない。もう満足。
だから私はあの人に言ったの。
カーネーションはもういらない。
沢山の種類の花がある、
綺麗な花束じゃなきゃやだ。
ってね。
そしたら、あの人は、
私に飽きちゃったのかな、
綺麗な花瓶を持ってきて、
それに花を飾りだしたの。
私を見てよ。花を飾るなら、
私だけじゃなきゃやだ。
「花束」
作者のみりんです!!
私の書いた詩は全部フィクションです!もちろん!
ドキドキ文芸部くらいしか詩に触れてこなかったので、
だいぶ拙い文章ですが、許してください( ;ᯅ; )