7/27/2022, 10:36:28 AM
「"やめる"と"逃げる"は違うだろ?」
右足を引きずるように歩く癖が、まだ抜けない。
絶望のドン底に立った僕の前に
神様が舞い降りて、こう言った。
「辛いなら逃げ出してもいいさ。
でも、そうすれば君はもう用無しだ。」
神様が何だって言うんだ。あまりにも、残酷すぎる。
僕をさらに、絶望に突き落とすのか。
だから僕は、こう言った。
「じゃあ、"やめる"よ。この世界はもう用無しさ。」
7/27
7/25/2022, 11:33:36 AM
「君を鳥かごの中に閉じ込めていたいよ。」
君は儚く笑って、僕に言ったんだ。
「何も言わなくても、君のものさ。」
そう、君に言い聞かせるように言ったんだ。
「だって君は、いつも違うことを考えてるでしょ」
君は視線を落として言ったんだ。
「そうかな?」
僕は君の顔を見て、そう言ったんだ。
「君のこと、たくさん見てるからわかるんだよ。」
あれ、君はどれを言ったんだっけ。
この会話は、どっちから始まったんだっけ。
7/25