【歌詞 君を】で検索すると
君を探してる
君を忘れない
君を愛してる
君を壊したい
君を抱きしめたい
君をもっと
君を守りたい
などなど、たくさんのアーティストが愛しい誰かのことを思い浮かべながら、君を君をと歌詞を書き歌っていることがわかるのに。
現実世界で愛しい人を「君」と呼んでいるのを見たことがない日本語の妙について、君はどう思う?
透明になりたかった
周りが私をいないみたいにして扱うから
いっそ透明になりたかった
透明になれば、休み時間も帰り道も、1人でいても恥ずかしくないと思ってた
今となっては全然1人で過ごしても良かったと思うのにね
そう思えない空気が学校にはあるよね
ツイッター(Xって呼ばない)を開き、ひとしきり読みふけり、アプリを閉じる。
よし、と別のアプリを開こうとした3秒後には、また指が勝手にツイッターを開いている。
終わり、また初まる、
星
星座占いに付いているイラストを眺めるのが好きだ。
夜空に輝く星とともに描かれる星座のモチーフは、どれもとてもロマンチックで詩的だ。
無数に浮かぶ星々を眺めては、その中に形を見出し、物語を紡いできた人々はとてもロマンチックだと思う。
私は水瓶座。響きがとても素敵で気に入っている。そういえば星座の形をちゃんと認識したことがなかったな。ググってみる。
……うん、実際の夜空で見つけられる自信はないかな。あと形も水瓶というか、クラゲの触手みたいだな。
いやいやロマンチシズム溢れる星座の世界に野暮なことを言ってはいけない。夫と上の子は二人とも射手座なのだ。どれどれ、射手座は……なんか、失敗した化学式みたいだな。
いやいやそこはギリシャ神話の壮大な世界観のこと。私ごとき小さな人間が理解しようとすることこそが烏滸がましかろう。
ええと下の子は魚座だったかな。わかりやすいモチーフだもの、さぞかし魚のような形をしてい……なかった。何これブーメラン?魚関係であえて言うなら釣り竿?
薄々気付いてはいたけれど、星座の形、無理がある。あれらの形からあれらを発想する能力は私たちにはない。
いにしえの人々の溢れるイマジネーションに敬意を表して、今宵も星を眺めようと思う。
願いが1つ叶うならば
今まで読んだ漫画や小説の記憶を消して
もう一度初めて読みたい