行かないで行かないで
溢れる涙を拭えない
言わないで言わないで
聞いたらきっと立ち上がれない
理解はしていたつもりでも
望みを手放せなかったの
こんなになるまで辛いなら
共に果てたら良かったな
そうねでもいくら手を伸ばして縋っても
心も留めおけないならば
そんなのなんの意味もない
行かないで行かないで 自分を抱いて震えるだけ
✼•┈┈行かないで┈┈•✼
霙なのか霰なのかがバラバラバラバラ降る夜は
キンと冷えた空気が 家の中まで浸してた
もう季節は戻らないかもと覚悟して消す灯り
明け方の空がカーテン越しにも暖かく笑むように
橙色した陽光がまろやかに瞼裏に沁み込むのを
昨夜の冬の音を跡形もなく連れてった
まだもう少し季節は此処に居てくれるらしい
ほらこんなにも 高く青く 空はどこまでも続く
✼•┈┈どこまでも続く青い空┈┈•✼
わたしの存在がちいさくちいさくちいさくなって
あの子たちがおおきくおおきくおおきくなって
ある日を境にくるりと入れ替わって
高いところにある物も
私の気づかないあそこの目線も
全部任せられるようになったから
立場が逆転そんな日が ついに来たなとココロオドル
✼•┈┈ココロオドル┈┈•✼
天を覆うビロードの漆黒の
縫い留められた星星の
きらきらきらと瞬いて
瞳をすぅっと射抜くのを
あれはペガスス ペルセウス
みずがめ うお座 おひつじと
秋の降る降る星が降る
✼•┈┈星座┈┈•✼
あの日の君と あの日の僕で
踊りませんか ただ一度きり
ラララ・ワルツが 奏でる色は
空色 虹色 恋の色
その指先を ほどいたら
消えてしまうよ 君が幻
✼•┈┈踊りませんか┈┈•✼