11/23/2024, 10:14:09 AM
落ちていく堕ちていく
あの小さい光はなんの為
遠く鈍く温度を上げて、
堕ちていく落ちていく
この身体ごと唸りを上げて軋ませる
暗い暗ぁいその淵を
目の端に捉えて風を切り、
堕ちていく堕ちていく
後戻りはしないもうあちら側に墜ちるだけ、
✼•┈┈落ちていく┈┈•✼
11/21/2024, 2:40:14 PM
泣きたい気持ちを押し込めて
何処の誰にもぶつけられない
暗がりから顔を出すこの気持ちを
なんと言えばいいのだろう
ざわざわざわ と いつも密やかにざわめいて
わたしの首を締め上げる
もし誰からの脳からも
全てのわたしの存在を消せるなら
喜んですぐに消えるのに。
死にたいんじゃない。消えたいの。
だけど消え方が分からないから
だからわたしまだ此処にいる。
不本意です。仕方なく────どうすればいいの?
11/20/2024, 3:37:30 PM
何処にあるの見つけたい
小さいときには確かにたくさんあったのに。
大きくなったらどんどん溢れて
みるみるちいさく砕けて散った宝物。
霞む目を凝らして良く見えもしないまま
もう探すことも しない。
✼•┈┈宝物┈┈•✼
11/10/2024, 1:03:52 PM
あそこにそよそよいっぱい群れてるの
あっちに行ったら戻って来れないような気がして
気持ちよさげに揺れて誘うけど
深い深い波 近づいたらすっと引き込まれそうで
とうとう近く寄れないまま急ぎ駆け足で家に戻った
遠い遠いあの日。
✼•┈┈ススキ┈┈•✼
11/7/2024, 2:04:22 AM
柔らかい雨は 丸みを帯びた湿度を持って
私の頬を撫でて行く
柔らかいと信じてた雨は 確かな鋭利さと
冷たさを持って 痛いほど気付かせる
追う雨はやがて剥き出しの意思を持つ
あぁ冬が来た。
✼•┈┈柔らかい雨┈┈•✼