──開けないLINE
もうどのくらいこうしてるだろう、
メッセージなんて来るわけない。
勢いに任せて心にもないことばかりを言い募って
底の知れない暗闇のような画面を睨み付けて
ベッドにスマホを放り出す。
今更どの面下げてLINEなんかできるかよ。
目をいっぱいに見開いて戸惑って
ふる、震えた睫毛が暗い影を落としたあの顔を、
あんなこと言ったのに無理して笑おうとしてた。
どうして責めなかった、
俺が悪いのに。泣いてくれたら。
泣いて責めてくれたなら、なら、悪かったって、
嘘だって、のに、、なんで居なくなっちまった
後悔は、後にも先にも行き場がなくて、
どんな苦しさも、お前とは引き換えにできなくて、
情けない俺、お前がいなきゃ彩もないのに。
赦されなくても、会えなくても、
闇の中の光、お前の元へ駆けて駆けて行け、
不完全な僕は
不完全な僕と
不完全な君は
不完全な君と
不完全な世界で
不完全に出会おう
埋まらない愛と
未完成な希望と
歪で歪な世界でさ、僕と君くるくると踊ろう
✼•┈┈不完全な僕は┈┈•✼
泣きたくなっちゃうよ
おんなじ香水だって気づいた、瞬間に
音を失くした雑踏の中で
立ち尽くして貴方を探してしまうんだ
✼•┈┈香水┈┈•✼
膚と膚から流れ込む
流星群のような瞬きを
狂おしくて愛おしくて感じて感じて果てて高めて
このままあの空の向こう側 抜けるような漆黒へ
ただ1人の貴方を連れて 離せない離れない
✼•┈┈言葉はいらない、ただ…┈┈•✼
もう会いたい人も会ってくれる人も
多分現れないと思うけど
羽根と一緒に断ち切った
もう何処にも飛べない籠の中
一緒に行こう、
一緒に飛ぼう、
って そんな、覚悟 もない、癖に、
✼•┈┈突然の君の訪問。┈┈•✼