雨の。

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──開けないLINE

もうどのくらいこうしてるだろう、
メッセージなんて来るわけない。
勢いに任せて心にもないことばかりを言い募って

底の知れない暗闇のような画面を睨み付けて
ベッドにスマホを放り出す。
今更どの面下げてLINEなんかできるかよ。


目をいっぱいに見開いて戸惑って
ふる、震えた睫毛が暗い影を落としたあの顔を、
あんなこと言ったのに無理して笑おうとしてた。

どうして責めなかった、
俺が悪いのに。泣いてくれたら。
泣いて責めてくれたなら、なら、悪かったって、
嘘だって、のに、、なんで居なくなっちまった


後悔は、後にも先にも行き場がなくて、
どんな苦しさも、お前とは引き換えにできなくて、
情けない俺、お前がいなきゃ彩もないのに。


赦されなくても、会えなくても、
闇の中の光、お前の元へ駆けて駆けて行け、



9/1/2024, 3:32:04 PM