NoName

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5/19/2024, 11:14:40 PM

「ごめん。別れよう」


 目の前の彼は突然そう告げた。


「なんで?」


「なんでもない……」


 理由を聞きたいのに何も話してくれない。


 これ以上問いつめても仕方がないと女は深く息を吐いて小さく「いいよ」と呟いた。


 それが夏休みの終わりの頃の話だ。

5/15/2024, 8:57:13 AM

風に身を任せて歩む。

肌寒い冬の終わりを告げる風に追い上げられ、力強く歩く。

5/13/2024, 10:22:08 PM

 消えた時間は元に戻らない。