もし、わたしにホルンという存在がなかったら、わたしはからっぽになっていたかも。
ホルンを吹いているとき、触れているときは、わたしは存在していていいんだ、っていう安心感を感じられる。
だからこそ、最近は、部活を引退したあと、何を心の灯火にしたらいいだろうって考えて不安になる。
中1で吹奏楽部にはいって、ホルンに触れて、そこから私の生活はホルン中心に回ってた。
高校も、ホルンをより高いレベルで吹けるようになりたい、もっといい音を目指したい、って思って選んだ。
でも、大学までホルンを中心に選ぶわけにはいかなくなった。
音大に行きたいけど、そんなお金はない。
ほんとに、虚しくなるなぁ。
けど、そんな事を言ってたって何もかわらないし、ただ現状維持しようとし続けるわたしがいるだけになっちゃう。
あと1年、部活を引退するまでは、ホルンが心の灯火であってもいいかな。
けど、1年後には、新しい灯火を見つけていなきゃだめ。
わたしには、すごく難しいことだけど、それを乗り越えていかないと。
がんばれ、わたし。
新しい、心の灯火を、みつけて。
あれしたい、これしたい、っていう気持ちはあるのに、中々言い出せない。
自分が2年で、先輩たちがいる中で副学指揮の仕事をしなきゃで遠慮してるっていう部分があると思う。
けど、私なんかがって思って何もできていない。
先輩が引退したら、、、って思ってるけど、たぶん引退しても私は変われないんだと思う。
アンコンも上手くやれる気がしないし、副部長の仕事も、学指揮の仕事も上手くやりきれないと思う。
きっと、私は新体制になったら学指揮になると思う。
たぶん副部長にも。
もしかしたら部長かもしれない。
私には2つのことを掛け持ちで、しかも片方はトップとして、なんて到底できるわけがない。
かといってそれを先生に言うことも、先輩に反対することも、同級生に相談することもできないだろうな。
1番いいのは、何の役職にも就かずにヒラの部員としてやっていくこと。
でも、私はそれをしてていい人間じゃないのも分かってる。
だから、どうしようもない。