君と、
君と飛び立てたら...。
飛び、...立てたら...。
「ねぇ。
聞いてる?」
...約束。
したじゃん。
「いつか私が��と一緒に居られたら。」
それなのにさ。
「一緒に、飛び立とうね!」
...ねぇ。
お願い。
「だから、独りに...」
先に、いかないで...?
「...ううん!なんでもないよ!」
��
本当に。
本当に、
君を愛している...。
なのに...!
僕は...!君の所へ、
飛び立っちゃ...ダメなの?
「何それ!泣かないでよ!泣くのは...」
そっか。
それなら、
それならさ、
せめて、忘れるように。
せめて、無くせるように...。
飛―――
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「私も、一緒に居たかったよ。
泣くのは、
"一緒に"飛び立てた時が良かったのに」
「共に飛び立つ」
「その、意味を。履き違えないでよ」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
きっと...忘れないよ。
何があっても。
何をしても。
だって、こんなに綺麗で。
キラキラしてて。
色とりどりで、
まるで、宝石みたいなんだ。
だから...。
僕は。
忘れない。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
何を?って話ですね。
まぁ全てでしょう。
なんで泣いてるの?
って知らないお姉さんに聞かれたから。
「お、おかぁ...さまと...は、はぐれちゃっ...」
って言っちゃった。
そしたら、
「そっか...じゃあお母さん。
一緒に、探しに行こっか?」
って、手を差し出してくれた。
怖くて、怖くて。
すぐに会いたかったから。
手を取っちゃった。
お母様に、
「知らない人には着いていかない」
って言われたのに。
でも、少しだけ。
嬉しかったんだ。
―――
何泣いてんの?
ってクラスメイトに聞かれたから。
「...ッ...泣いてなんかッ...!!」
って応えちゃったんだ。
そしたら、
「何口答えしてんの〜?
泣き虫なお坊ちゃまですね〜?w」
って、×ってきた。
怖くて、怖くて。
すぐに逃げたかったから。
僕は...。
お母様に、
『無意味なことはしちゃいけない』
って言われてたのに。
でも、少しだけ。
不思議に思えたんだ。
―――
なんで泣いてるの!?
って君に聞かれたから。
「泣いてなんかないよ」
って笑ったんだ。
そしたら、
「...そっか。そう...なんだね」
って言われたんだ。
何も...いや、何か。
言いたかったのに。
取り繕うことしかできなくて。
そんな自分が、
怖くて、怖くて。
逃げ出したかったから、
僕は...。
お母様に、
『嘘をついてはいけない』
って言われてたのに。
僕は、
僕は。
―――
「過程なんてとうの昔に忘れたよ。」
「僕はただお母様との約束を守りたくて」
「お母様の涙は見たくなくて」
「それで、それで」
―――
【なぜ泣くの?と聞かれたから】
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
作者小話
少しお題と違いますね。
ツイステのリドルを想像して描きましたね。
全然違いますけど。
あーゆう子好きですね。
全部消してやりたい。
私のだけに。
【君が見た景色】
ことばにならないもの。
世界にはありふれてる。
それを伝えようとして。
ヒトは成長する。
僕もその1人。
何かを思ったけれど、
言葉にできないから、
詩を、文を。
赴くままに。
何かを書く。