七夕だもんなぁ〜。
学校でも聞かれた。
「特にないかな」
って、答えたけど。
思いつかないからね。
なんか、思いついたら思いつくから。
毎回毎回、
傲慢
だとか
望みすぎ
だとか言ってますが、
今回の願い事は、子供として。
したいことなどをあげればいいと。
自覚している。
それでもなお、何も思いつかない。
子供の頃ならば、何を願っていたのだろうか。
もう、思い出せない。
記憶が無いような、明るい記憶があるような。
なんで七夕って、七に、夕なんでしょうか?
七月ば分かりますが、
「夕」ってなんでしょう?
夕暮れ時の、
明るく暗い空に、
彦星様と、
織姫様が、
出会えるから?
分かりませんね、調べてみてください。
それなら、思いつきましたよ。
願い事。
どうか。
どうか、
耳を澄ませて。
聞こえてくる音は、何だろう。
...もっと、深く澄まそう。
もっと。もっと深くまで。
深海までたどり着くほどの、底まで。
......。
どーゆうことだろうか。
何も、
何も聞こえない
ということは。
波の音すら、
心音すら、
君の、
君の声すら。
聞こえないのは。
どーゆうことだろうか。
知りたいから、耳を澄ます。
だけれど、澄ませば澄ますほど。
何も聞こえなくなる。
そうして、
波音に馳せた僕の疑問の音も。
聞こえたはずの君の泣き声すらも。
聞こえなくなった。
あぁ、僕の声は、
波の泡に消えて無くなったみたいだ。
答えなんて...出なかった。
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「耳を澄して...ほら!聞こえてくるでしょ?綺麗な海の音色...覚えていてね!」
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ゆるゆるかいせつ〜
ん〜いわば自殺...。
よく見る自殺スポットというのかな?崖から飛び降りるみたいな。「君」とよく行った海辺で、綺麗な海の音色が聞こえると「君」に言われたが、「僕」は何も聞こえなかった。理由は、「君」しか見えてなかったから。崖から飛び降りたあと、海辺で頭を打ち、意識朦朧とする中、「君」に言われた綺麗な海の音色を耳を澄して聞こうとしても。遅かった。途中で出てくる「耳を澄ませば澄ますほど」の逆説は、時間経過と言ったら説明がつくかな。海の音色が聞こえないのは何故だろうかという疑問も。来てくれるはずの「君」の声も聞こえなくなっていって。最後に見た波に思いを馳せながら。死んだことに、聞こえないという疑問に答えはなかったと言って終わる。ひっそりとした自殺だから、「君」が来てくれるはずもなく。なんなら、最近会えてないみたいな。最後のセリフは、走馬灯的な。ね。君はちゃんと居たよ。子供の頃に海辺によく来て、そのあとは大人になってあんまし関わってないみたいな。「君」が覚えて欲しかったのは、音かな。大人になってまたここに来たいから、その時に覚えてていて欲しいみたいな。「僕」のほしいものは、最初は死だろうね。大人になって疲れて。死のうとして。でも、最後に聞けなかった音を聞こうとして無理だった。だかは、最後の最後に欲しかったもものは、「音」だろうね。
青く、透き通る風
もっと傲慢でいいのかもしれない。
カーテンを締め、1人。
呟く。
もう会えない貴方に。
求めすぎるのは、ダメだと。
本能で分かったし。
そうだと教えられてきた。
だけれど、
逢いたいと思うのは。
普通なのではないか?
カーテンは少し空いてて、
隙間風から、貴方の香りがした。
願うだけじゃなくて。
叶えて欲しいと思うのは、
傲慢だと言わないのであれば。
僕は、いつだって願う。
貴方に逢いたいから。
貴方に、好きだと伝えたいから。
ひらひら揺れるカーテンは、
こんな僕を無視して、楽しそうで。
貴方を思い出した。
天国では、"笑顔でいてね"
なんて。
押しつけなんてしてみたり。
そして、ふと。
気づいた。貴方も傲慢だったと。
勝手に居なくなったのだから。
お互い様。
なら、いいよね。
だって、いいんだもん。
閉ざされた外と、中の空間。
誰も見えない、カーテンの中。
ただ、ひとつ。
ガタッ
という音だけがした。
傲慢で、浅はかな僕は。
最後まで、傲慢だった。
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一応説明とか何とか...。
昔のにも貼ってこようかな。
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貴方は、亡くなってる。
言わずもがなだけれど。
主人公の「僕」は、優しかった。
人より、何倍も。
それゆえ、自分を抑制。
そして、都合が良すぎる子だから、
相手からも抑制されていた。
そんな時、出会ったのが貴方。
「もっと意志を持っていい」と。
外の世界へ、引っ張り出してくれた。
そんな貴方は、「僕」に何も言わずに。
自殺した。
それを、「僕」は、傲慢と呼んだ。
傲慢とは、「自己中心的で、尊大な態度」
のこと。
だけれど、理由を知れば、
貴方にそんなことを、
言ってしまったことを後悔する。
絶望まみれた1人の部屋で。
初めての感情に触れる。
「貴方に逢いたい」
「貴方が好きだった」
「話したい、行かないで」
と。
優しい「僕」からしたら、
こんなことを望むことは罰当たりで。
でも、これは、
普通のことだと、気づいてから。
あることに気づいてしまった。
貴方に、"逢いに行けばいいと"
気づけば、腕と足は動いてて。
首をつけて、
ガタッと、足場をければ。
「僕」は、傲慢のまま、終わってしまう。
当然、【カーテン】は、閉まっており。
誰も気づかない。
例え、貴方でも。
隙間風からした匂いは、
貴方が連れ出してくれた外の世界で。
懐かしむ間もなく。
ただ、終わってしまった。
それだけのお話。
青く、深く。
手を伸ばす空は。
潜り込む海は。
美しく、どれほど綺麗なのだろうか。
知ろうとして、した行動なのに。
知ることは出来なくて、終わる。
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青く、美しい海は。
青く、切ない空は。
青く、澄み渡った心は。
深くを覗いても。
見えないこともある。
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思いつくものは。
願うものは。
空と海と、心だけ。
それ以上でもそれ以下でもない。
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