どうして空はこんなにも。
...こんなにも。
濁っているの?
雨が降る前の。
雨が降った後の。
空なのだから、当然。
当然なのに、聞いてしまう。
誰でもない貴方に。
ねぇ。
どうして、天気は変わるの?
どうして、雨は必要なの?
どうして、空はあんなにも濁ってるの?
そもそも、
色なんて
、
天気なんて
、
答えなんて
、
本当に、あるの?
子供の頃の夢。
子供ですし。
夢なんてないですよ。
なんですか?
簡潔ですか?
じゃあ何が聞きたいんですか?
何も無いなら、
飛ばしてくださいよ。
どうしたんですか?
どうもしないんですか?
夢なんて、
持ったって意味ないと思いますし。
小さな子供は何も見ずに、
なにかしててください。
どこにも行かないで。
ねぇ。
貴方は、みんなを大事にする。
僕だけ特別なようで。
僕以外も見る。
当然だし、当たり前。
だけれど、
どこにも行かないで欲しい。
僕だけ特別で。
僕だけ愛して。
僕だけ見てて?
閉じ込めることなんて出来ないから。
言葉で喋ることしか出来ないから。
懇願するよ。
貴方がどれだけひこうが、
僕はひかない。
だって、どこにも行ってほしくないから。
ねぇ。
僕のことをちゃんと見て?
そして、僕のことを知ろうとして?
お願い。
どこにも、
誰のところにも、
何も、
行かないで。
僕のそばに。
いて。
くれる?
……。
憧れるものはあった。
背中を追いたいと思った。
だけれど、
努力はしなかった。
何も、何もしなかった。
背中を、ただ見つめ。
ただ、憧れていた。
ただ、思っていた。
だけだった。
だから、君に辿り着きたいだとか。
そんなの、無理だから。
諦めた。
結果は、努力仕方によって変わる。
ならば、努力しなければ結果は変わらない。
そもそも、何も出ない。
だから、君の背中を追って。
追い続けていた
なんてそんなこと。
僕は、言えない。
言ってしまったら、
君の存在が、
僕の存在が。
消えてしまうから。
だから。
君の背中をただ見ていたと。
言うよ。
好き、嫌い。
好き、嫌い。
好き…嫌い…?
花占いって、結局。
自分の都合のいいようにやるよね。
意味ないのに。