雨の香りに消えた。
涙の跡。

梅雨時の、
虚しく破かれた貴方の声。

2人、話した夏空と。
1人、泣いた夏空は。

どう違う。

消えてしまった跡は。
もうないけれど、残ってる。

梅雨時になれば、思い出す。

雨の香りは、酷くきつくて。
それでいて、青くて。

悲しい感情も、
虚しい感情も。

全てあの時のことで。


雨の香りと共に、消え去った。
涙の跡。

梅雨時の、
響く雨音と風の歌。

1人、泣き腫らした目と、
2人、語り合った目は。

どう違う？

消えてしまった跡は、貴方に刻まれてる。

梅雨時になれば。
思い出してくれるかな。

雨の香りは、酷く優しくて。
それでいて、暖かい。

寂しい感情も。
虚しい感情も。

全て。


全て、あの時の。
貴方の、私の。

事で。

この涙は。
今の、涙は。

雨の香りに沿って。
流れていかなくて。

跡も残って…。


貴方も、貴方も。
同じで。
…。

ううん。
1人より、2人。
2人より…1人。

貴方は、笑ってて。

運命の

見えちゃった、かも。

赤い意図。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
1句。
誤字じゃないですよ。

届かないのに、
手を伸ばしてしまう。
淡く、儚い
貴方の元へ。
この手が伸びる先に。
ある光を目指して。
分かっているのに、手を、
腕を。体を、
伸ばしてしまう。
いってしまう。
消えてしまう。

記憶の地図。
記憶を辿って思い返してみれば。
何も無いことに気づく。
何を記し、何を残した？
何も無いじゃないか。

私のマグカップは3つ。

1つ目。
推し活の
フランドール・スカーレット
×
レミリア･スカーレット
が描かれている。
使ってないマグカップだ。

2つ目。
これもまた、推し活用。
博麗霊夢
×
霧雨魔理沙
が描かれている。
現在使っているマグカップだ。

3つ目。
これは...。
大切で、大好きな人からもらったもの。
黒い猫
が描かれている
観賞用で置いてるマグカップだ。

どれも大事だ。
とても。

でもいつかは、
現在使ってるものは壊れ。
新しく出さなければならなくなる。
マグカップは使うものだ。
3つ目のマグカップも、使えるように、
選んでくれたものだ。

使わなければ、いけない。
いつから壊れるのだから。
恐れることはないのだが。

今使ってるものを大事にしたいし。
貰ったマグカップを使いたいし。
箱に入れっぱのマグカップは、
可哀想だがら出してあげたい。

どうしようか。
変わらないことは、
今の使ってるマグカップが。
壊れるまで次はないこと。

全て大事にしたいから。
全て、愛そうと思う。

新たにまた貰ったら...。
その時、また同じように。
役割を決めて使おう。

愛着あるマグカップが割れたら寂しいから。