5/11/2025, 12:35:48 PM
「未来への船」
水に揺られて、吐き気がした。
俺も、お前らも、
こんな不安定な地面の上で
終わりの見えないゴールを求めて
何が面白い。
【#138】
5/10/2025, 5:06:26 PM
「静かなる森へ」
新芽が顔を出して
涼しい風がそれを揺らした。
美しい緑色の木々は
ただこの瞬間を耐えている。
僕はそれらを通り過ぎて
仲間を殺したあの人間に
復讐に飛び立つのだ。
【#137】
5/9/2025, 1:28:46 PM
「夢を描け」
僕には、黒い血が流れてる。
光らない太陽が、僕たちのてっぺんだ。
地面を掘って、赤い土を通り抜けて、
手が汚れた者だけが、一人前として笑えるんだ。
頭を抱えて、しゃがみこんで、
涙と汗と、黒い血が混ざりあっても、
手を汚さなきゃ、赤い土は見えないんだ。
光を失った太陽は、不気味に口角を上げた。
僕は体も動かず、ただへらへらと笑って媚びた。
その瞬間、悟った。
もう一生、黒と赤以外は見ることができないのだと。
夢見ていた数々の色は、夢で終わってしまうのだと。
泣いた。正座して、俯いて、畳に涙の跡ができた。
【#136】
5/4/2025, 1:04:02 PM
「すれ違う瞳」
わたし
脚も短くて、顔も不細工の
ゴミ以下です。
それを
肯定してくれる人も、否定してくれる人も
いないんです。
わたし
孤独の闇に、一人迷子です。
誰か来て。
迷子のお知らせ、流して欲しいです。
あたし
スタイルも良くて、顔面国宝
モデル級。
それを
肯定する人も、否定する人も
いないんだ。
あたし
孤独の光に、包まれて今
幸せだよ。
誰にも邪魔されない。
私だけの、この孤独の世界。
【#135】
4/27/2025, 7:37:17 AM
「どんなに離れていても」
お前が死んだら私が悲しむ。
だから私のために生きろ。
【#134】