時間よ止まれ
止まって欲しいような欲しくないような…
それが時間かな
嫌なことは速く過ぎ去って欲しいし、楽しいことはいつまでもこのままでいて欲しいと思うし。
でも、これ以上歳はとりたくないなあ。
ビデオみたいに巻き戻せたり先送りできたり一時停止出来たらいいのに。
時間よ止まれ!
貝殻
子供の頃、貝殻は宝物だった。
海岸に打ち上げられた貝殻は見たことのない不思議な色や形をしていて、キラキラと光る美しい貝殻はまるで宝石のようだった。
今でも持っている貝のブローチがある。
昔付き合っていた彼がくれたものだ。
子供のおこづかいで買えるような土産物やで売っているようなものだ。
今になって思えば子供だましのお土産だが、当時はそれでも嬉しかった。
八丈島に遊びに行ったが、台風で帰りの飛行機が飛ばなくなって、お金が失くなってしまった。
こんなものしか買えなくてごめんといっていた。
八丈島って当時はナンパの聖地みたいな所だった気がするし、お金がなくて買えなかった理由だって怪しいけれど、そんな疑いはこれっぽっちも持たなかった。
純粋だったあの頃。
きらめき
若い頃はどんなことでも煌めいて見えた。
初めての体験は新鮮で、いつもワクワクドキドキしていた。
そんな私の目もきらめいていたに違いない。
若いって外見が新鮮なだけではなく中身も新鮮なのだ。
年齢を重ねて色々な経験をしてくると、いつも平常心。ちょっとやそっとの事ではドキドキもワクワクもしなくなってくる。
外見にもきらめきが失くなって、無理に煌めかせようとすると、キラキラではなく、ケバケバとかギラギラとかになってしまう。
なので、外見は年相応、清潔さには気をつけて無理はしないことにしよう。
ただ元来新しい物好きな性格なので、新しいものや知らないことには積極的に挑戦していきたいと思う。
せめて気持ちだけでも煌めいていたい。
これを書いていたら、外でドンドン音がした。
あわてて外に出てみると花火大会をやっている。
夜空にキラキラ煌めく光。
今年の夏ももうすぐ終わる。
心の灯火
暗く沈んだ気持ち
寂しくてしかたがない時
心にぽっと灯火をつけてくれるもの
やっぱり子供の笑い声かなあ
自分の子供でも他人の子供でも子供の声は心を暖かくしてくれる。
心に余裕がなくなると、それさえも鬱陶しくなるのだけれど、そうなると子供もそれを察知して泣いたりわめいたり。
するとこちらもさらにイライラしてくる。
悪循環に陥る。
そんな時は、深呼吸して、頭を空っぽにして落ち着いた心で子供に向き合えばいいのだけれど。
子育て真っ最中は無我夢中で、わかっていても出来なかったなあ。
今日は休日、お隣から子供の賑やかな声が聞こえてくる。
開けないライン
ラインて開けてしまうと返信しなければならない。
すぐに返信しないと既読無視になってしまう。
開けなければ、既読していませんよってことで、取り敢えず返信しなくても許してもらえるって勝手なルールを作っている。
なぜ開けられないのか…
本当に忙しくてやり取りする時間がない。
内容は大体わかっているが、言われたことをやっていないので、なんて返信すれば良いのか言い訳を考えている。
または、読んだらショックを受けそうで怖くて開けられない。
そもそもブロックしたい相手だが、あからさまに出来ないので、気が付かないふりをしている。
単純に面倒くさい。
とにかく、気が重いのだ。
届いて直ぐに返信するのは待ち望んでいた嬉しいライン。
だから、自分で送ったラインが既読にならないときは忙しいのか迷惑なのかだと思って深追いしないことにしている。