色が、風景が、情報が見える。
場所を、人を、物を認知する。
視覚はいろんなことを教えてくれる。
大切な人の元へ案内して導いてくれる。
貴方の瞳に映る先は―
『視線の先には』
窓から入り込んできた風がふわっと白いカーテンを揺らす。
とても居心地が良く、心地いい。
読み、描き、書き、聞いて、見て、動いて、考え、寝 て、食べ、―――…。
太陽に照らされ、葉の揺らめく音を聞きながらやりたいことをやる。
私だけの時間
私だけの自由
私だけの休憩
私だけの___
フッと思い出す幼い自分の記憶。
儚く薄っすらと蘇る記憶。
時が経つに連れ声も顔も消えていく。
大人になっていくごとに記憶が消えていく。
良い記憶もあれば然り嫌な記憶もあった。
忘れたくないけど忘れられる記憶。
忘れたいけど忘れられない記憶。
良い記憶は多少は消え、嫌な記憶は一生記憶に刻み込まれる。
楽しんで笑い、褒めて喜び、悲しければ泣き、苛立ちがあれば怒り、悔いがあれば後悔する様々な記憶。
喜怒哀楽の情によって造られたのが
―――記憶かもしれない。
人間の構造は不思議だなぁ
空にはいろんな風景がある。
晴れやかな晴天。
空を覆う雲。
水の音を鳴らす雨。
美しく降る白い結晶の雪。
風をもとに渦巻く竜巻の台風。
強く鳴り響く雷。
空は自然によって変わる。
空は世界と繋がっている。
そんな空でも好きでいたい。
見れば変わる自然の風景。
呼吸をすれば違う自然の香り。
聴けば聞こえる自然のリズム。
触れれば掴めぬ自然の感触。
自然には敵わない。
空を見上げて心に浮かんだこと