8/19/2024, 1:39:28 PM
空模様
今日の空は紫色
太陽が沈みかけて目を閉じる瞬間の色
沈んだ後の空はやけに明るくて
今日も月が綺麗だった
明日は曇りらしい
だから星は見えなかった
ただただ、異様に月が明るかった
8/17/2024, 11:14:23 AM
いつまでも捨てられないもの
私を捨てたのは貴方だった
''傍に居たい!''と口に出して言うのも恥ずかしかった
隣でへにゃりと笑うことしかできなかった
そして、ついには捨てられた
部屋に残ったメメント
私が全て悪いわけではない
どちらかと言えば彼の方が悪い
けど、どうしても愛おしく感じてしまうのは
たしかに貴方が好きだったから
8/15/2024, 11:34:28 AM
夜の海には、闇が潜む
月光以外の灯りは消え去って
新月に夜にはより一層
隣並ぶ君の温もりを確かめたくなる
海へ運ばれる優しい風に
2人の隙間を走る風が
その音が段々小さくなるように
1日で1番長いこの時間が
もっと長くなってくれないかなと願いたくなる
8/14/2024, 3:12:15 PM
自転車に乗って
坂道を下る
角度の急な町坂を下る
勢いで切る風の行方を追いかけて
調整の効かないペダルを漕ぐ
無理して早起きにした朝に
何かご褒美でもあってくれないかと
鞄をしょって外に出た
自由を効かせたハンドルで
いざ、一方通行の旅に出た
7/28/2024, 12:25:27 PM
お祭り
夜の町を照らす提灯
外灯に飛び回る蛾の群れに
下駄の尾が解けた右足
並んで買うお馴染みのグルメに
こぼさぬように食べた生地の焦げ
離れの人の減った路地裏で
ベタな告げ口囁く言葉に
赤く染まった理由を明かりのせいなんて無理な嘘
年に1度の囃子の賑わう
お祭りの日