蜜鶴

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2/22/2025, 3:02:06 PM

君と見た虹

大きく腕を振り上げて
天を仰ぐ
寝っ転がった野原の上で
雲の形を指でなぞる

長さのズレる葉が
耳を擦ってくすぐったい
雨で濡れた後だから
少し冷たく湿ってる

過ぎ去った豪雨
昨日の今手に残った温もり
隣を歩く君と一緒に
7色連なった弧を見た

1/26/2025, 11:33:43 AM

わぁ!
あそこに夢が落ちている
誰かが捨てた夢だ
なぜかって?
埃が被ってるのに輝いているから
それはまだ
その夢が持ち主が
諦めきれてない証拠だよ

だから正しくは
「捨てた」なんて表現はダメだ
「諦めない」に変えようか

夢をあることはいいことだよ
結果がどうであろうと
どんな痕も形もなかろうと
その過程でしにでもできたら
本望だよって
確かに結果も大事だけど
わざわざ捨てるほど
そんなどこもかしこにあるものじゃない

なくても悪いことじゃない
探すのだって楽しい
でも、
夢がある人をバカにするのは違う
それは間違ってる
ただ、
1歩を踏み出すことに
一緒に震えながらさ
希望を持てたらなって思うんだ

1/15/2025, 2:44:08 PM

あなたのもとへ

すっかり寒くなった
風の吹かない夕方の暗黙が
妙に心地よかった
今日もあなたのことを思い出す
人生のなかじゃ短いあの時が
ふと戻ってくる気がしていた

音信不通に安心を覚える
今逢ったら多分気づかない
あなたの横を過ぎ去って
どこまでも遠くに行く気がする
灯台下は暗いことに
目もくれずに走っていく

12/3/2024, 2:37:08 PM

東京行きの最終便
この人の両親の転勤らしい
今目の前には泣きそうな顔の愛しい人
手を取って下手に笑ってみせる

連絡がつかなくても
声は聞こえなくても
あなたの住所がわからなくても
思い出して泣いちゃっても

いつか必ず逢えるから
震える唇から紡ぎ出す言葉は
さよならじゃなくて
また会える日まで元気でね

11/29/2024, 2:05:04 PM

冬のはじまり

雪の結晶って同じ形がないらしい
手に触れただけで溶けてしまうのに
なんだか人よりロマンチストだよね
こんなに脆いのに
ちゃんと自然の奇跡なんだって思い知らされる

乾いた空気が肌を撫でる
ハンドクリーム手放せない季節
こたつ1つに大掃除して
冬仕様になった部屋で動けなくなる
これが私の冬のはじまり

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