7/27/2024, 2:49:17 PM
繰り返す歴史の出来事で
長い間崇められてきた神様
年中行事の1番最初に出逢う
コインを投げて、願い事は唱えれば叶う
なんて都合のいい存在で
身丈よく立っている
時代は令和
神様が舞い降りてきて、こう言った
「都合よく立っている我が身に
降りかかる希望の念を愛しく思う
見守る存在は必要である
腐ったように見える世界は儚く
世界の終わりにふさわしいだろう」
7/26/2024, 2:51:43 PM
誰かのためになるならば
黙って命を差し出そう
愛する人が望むのならば
進んで命を捨ててやる
こんなことを言ってしまえば
命を重んじる恩人に怒られてしまうだろうか
病にかからず生に価値を見いだせないことを
見下されてしまうだろう
でも言ってみれば
誰かが生きることを望むのならば
救いたいと思うのが本望だ
7/23/2024, 3:40:37 PM
花咲いて
『こいこい』合の手を挟んで
切り出す札の柄を見る
『こいこい』香るは季節の象徴で
月に逢う日に年ごろ想う
『こいこい』汗さえ染み込んだ
蝉鳴く枝が過ごすは幾年
『こいこい』まじないに富まず
今宵の題は好きな花匂うひと
7/22/2024, 2:26:15 PM
もしもタイムマシンがあったなら
未来か、過去か、
それとも興味を横目で流して今を生きるか
どこかの子供向けアニメを乗っ取って
遠い未来に希望を抱かせるような
少しの不幸で霞んでしまう希望を
守りたいのだそうだ
もしもタイムマシンがあったなら
過去か、現代か、
願うのは希望を見いだせてしまう未来なのか
6/23/2024, 2:54:01 PM
子供の頃は
鮮やかな色が好きだった
隣並んで 背中を押す風
不安定な補助輪
道端の控えめな小花
手の加わった小物たちも
すべてが ピンク色だったから
今でも消えない残り香を
薄く広げて 擦り付けたら
つまらない月影も恋しい
香り玉が花濃い弾け
埃被ったフィルターに
懐かしい想いを馳せる