ミツル

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5/3/2024, 2:40:52 PM

二人だけの秘密

世界の創まりは二人だけだった
隣同士 目覚めた最初の朝に
そう確信した

神様と名乗るよう 風貌で
差し出してきた透けて脆い手に
一目惚れして上におく

天気が晴れれば 貴方は泣く
天気が悪くなっていけば 赤い鼻のまま
明日もいい日であると口にする

始めは 君だけが知っていた秘密
教えてもらって少しわかった
君が過度ににやけた晴天を嫌う理由を

5/1/2024, 3:37:35 PM

カラフル

蒸し暖かい心残り 風が頬を拭う
もうすぐやってくる 雨音鳴る季節に
目を開けては飛び込む 強く打たれた鼓動

好んでそばに多く置いた
カラフルなキーホルダーに ガラスペン
表紙には 儚い女の子がひとり
惹かれるのは題名で 堕とすのは敬具の挨拶

4/27/2024, 12:35:30 PM

生きる意味

そんなものは元々ない。
いや、、作ろうとしない。
意味を求める世界に疲れたんだ
そんなものに縋って生きるのが嫌いなんだ
もしかしたら、虐めてきた奴より嫌いなのかも

最初は白黒の方がいい
それを愛でたいと思うから
視界を囲む縁の色彩だけは虹掛かり
少しずつ飴色にじんで
カラフルになれば
美しいなんて想いたいから

4/26/2024, 2:16:07 PM

善悪

2024年○月○日、時間は夕方頃
世界を見れば、まだ何年
生まれた言霊を辿れば、もう終末

善いことをしたら
良いことした気になる人が寄ってくる
悪いことをしたら
愛する人を守った 悪人が寄ってくる

世間を腐れ憎んだ偽善者を
最期まで貫き通す

4/25/2024, 3:17:10 PM

流れ星に願いを


𓂃𓈒𓏸︎︎︎︎ 恋を知った。

うっかり手を滑らせて
見上げた暗闇に インクを飛ばした
下手に目立ったそれを
隠すようにと 袖で拭う

消せない白星が降る
遠い何処から流れるものに
叶いそうにもない願い事を唱えて
此岸にない 恋の成就を夢にみる

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