明太子

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9/18/2025, 8:56:46 PM

明日世界が終わるなら
食べたいものを作って
会いたい人とあって
全うしたと感じられる場所に行くのかもしれない
地球からみれば刹那でしかない人間の寿命は
繰り返されるが故に固く続く。
月は地球の全てを知るというが
滅びる地球を見て何を思うだろう
衛星をやめて自由になれたらどこへ行くのか
文明も破壊されるのは若干虚しいが
歴史を知る者もいなくなるなら意味はない。
動物は何を察するのか
人はやはり神に願うのか
考えても意味はないけれど
そのうちやってくる日を考えてみるのも
ロマンがのっかる娯楽でしょう?


もしも世界が終わるなら

9/12/2025, 11:10:07 AM

台風が好きだった。
学校にいるときに豪雨が降り始めると
窓から見える景色が灰色に一変して
教師が職員室に収集される。
バチバチと音を鳴らして降る雨を、
いつ光るか分からない雷を、
授業のない教室から眺める
蛍光灯の眩しさにやられるあの時間が好きだった。
頭痛も咳も目眩も何も考えずにいられたあの日に
戻ったりしていないかな。
台風が過ぎ去った見事な日本晴れの空
未だ少しの頭痛を抱えながら
そんな思いを寄せてみる


台風が過ぎ去って

8/21/2025, 3:34:42 PM

さぁ引っ越そうか。
掃除中の突発的な発言
断捨離の規模が破裂する
我に返る前に今のうちに荷造りを。
思考が幽体離脱をしたのだろうか
散らかった部屋の時間が止まる
諧謔的な言葉遊びではないみたい

安定を捨て、不安定を迎える
住居を変えるのは楽じゃない
ほんの少しの興味に大人が負けていいのだろうか
仕事は?お金は?関わりは?
なんとかするのだろうか
なんとかなるだろうか

それでもバックパックを背負い
空を泳ぎ海を渡り
無知の世界に踏み入れる
想像は案外容易くできてしまうもので、
前のめりな鼓動に任せて
1ヶ月後の作戦会議が始まった。


君と飛び立つ

5/25/2025, 10:01:47 AM

お風呂から鼻歌が聴こえる
愉快な恋人に頬が緩む
同じシャンプーの香りを纏わせた君に
見慣れているはずの心がまた胸が高鳴った。
誤魔化したくて目を逸らす
同じ歌を歌って今日という余韻に浸る
感情が移る瞬間を隣で見られる幸せを
今はまだ引かれそうで言えない


5/23/2025, 9:41:15 AM

20歳になった
年齢は数でしかないけれど
10代が終わってしまった喪失感は拭えない
青年期が終わり
大人へ変わってゆく
嬉しいような寂しいような
今になって全力で楽しめの意味が分かる気がする
早かった。
自分も小さな子を見て思う側になってしまうのだろうか
あの全てが輝く世界はもう見れないのだろうか
年上の言葉を素直に受け取ることにしよう
戻ってこない時間、忘れる記憶
皆が通る道だからこそ恐怖を感じてしまう
変わらない事のほうが多いのに
なぜこんなことを考えているのだろうか
人生第3章の始まり
さぁ、お酒を飲んでみよう。


昨日と違う私

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