【30日目】後悔
さよならしたのは
正解だったと思いたい
だけど思えない
あの時
手を取る選択をしていたら
幸せな今日を
迎えていたかもしれない
1%の可能性があるならば
絶対に手を離しちゃだめだ
言葉の違い文化の違い
置かれている立場の違い
しがらみ第三者の思惑
最初からダメだと逃げ出した
受け入れてくれる自信がなくて
追いかけられなかった
この先ずっと
さようならを
抱えたまま生きていく
【29日目】風に身を任せて
あなたのいる場所は
近くて遠い
「すぐまた会えるよ」
あなたは言ったけど
私にとって
長い長い「すぐ」だった
わかっている
会えるようになったら
あなたはもうわたしの
あなたじゃない
だから今すぐ
あなたの元へ飛んでいきたい
【28日目】失われた時間
彼女が子供の頃から
追いかけてきた夢は
圧力によって奪われた
彼女の心身は
壊れてしまった
そんなある時
彼女はキッカケを見つけた
違う夢を抱くようになった
1年かかって回復させた
彼女は努力して違う夢を叶えた
そしてこれからというときに
再び彼女を突き落とす魔の手が
忍び寄ってきた
またしても彼女は壊れてしまった
二度も奪われた彼女は
二度と夢を持つことはなかった
二度と努力することもなかった
もし彼女に妨害や圧力がなければ
今ごろどんな風に生きていたか
いつも思う
【27日目】子供のままで
月日が経つのは早い
小学生の時は
永遠に小学生のままだと
思っていたけど
あっと言う間に
おばさんとおじさんに
なっちゃった
でも彼は
ずっと変わらず
好奇心旺盛で
瞳をキラキラさせて
いろんなことを
報告してくる
私は彼を見て
時に顔を赤らめながら
ドキドキしてる
彼と私の姿形は
おじさんとおばさんだけど
ずっと小学生のまま存在してるよ
【26日目】愛を叫ぶ
夢への道が開けた
そのため上京した
バタバタと準備をして
彼女に会いにいったら
そこにはいなかった
時間がなかった…
いつも心の中にいた
いつも支えだった
どんどん夢が叶っていった
どんどん背負うものが大きくなった
会いたい
すごーく会いたい
今日
彼女がいた場所へ向かう
そして伝えよう
今でも君を愛してもいいですか?
14歳の俺と君のはじまりの物語〜その後