旅猫

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1/29/2026, 6:07:49 PM

僕の耳に

視野に残る

君の声

君の唇が

忘れられず

ただひたすらに

胸に広がっていく

身を捩るような

くすぐったさを覚え

次第に胸の中心を

強く 強く締め付ける

ハァッと息が止まり

上手く呼吸が出来ない

息苦しさの中

熱く 熱く広がる体温に

思考が遮られ

甘く痺れる感覚に

身を委ねてしまいそうになる

聴いてしまえば

知ってしまえば

気づいてしまえば

知らなかった頃には

もう戻れはしない

「I Love」





1/12/2026, 7:57:55 PM


左足を後ろへ

左半身も少し後ろへ

右手は

貴方の大きな肩へ

添えられた左手は

窓先へと向かうように

まっすぐ

まっすぐ伸びる。


貴方の右足は前に

右半身も前に

左手は

細く華奢な腰へ

添えられた右手は

窓先へと向かうように

貴方よりも短い、左手に合わせ

ゆっくり

ゆっくりと伸びる。


次は反対の足を

反対に動かす

気分次第では

右横も左横もと

順番のない

一つ一つのステップは

互いの呼吸へ

耳を澄ましながら

静寂のワルツを

二人で奏でている。


上げた顔の先にある

貴方の瞳は、、

愛しさを詰めた

深い眼差し

深く深く刻まれた

その目線の先に

たとえ私がいなくとも


離せないの


離れないで


離さないで






一人では踊れないのだから。

            『ずっとこのまま』







11/18/2025, 6:42:46 PM

…この記憶に

初めて灯火がついたのは、

7つになった頃

初恋、友との

出逢いと別れを

経験した幼少期

誰かに教わった訳でも

指示されたことでもない

たった数秒の出来事

…僅かにズレていたら

始まらなかった出逢い

…僅かにズレていたら

知らないままでいた想い


別れがあると

後悔があると

会えぬ寂しさ

苦しさがあるのだと

初めから分かっていたのなら…

なんて、、

今もあの頃に囚われている

僕はきっと

この灯火を消すことさえ

できずに、忘れることなど

できないのだろう。













『灯火』