【現実逃避】
人は、思っているより現実を見ていない。
僕も、そうだ。
もう少しでコンクールなのに、全然練習していない。
期限がもう少しの仕事も、まだ終わってない
今こうして生きているのは誰かに支えられて生きているということも、
朝がきて、夜がくるということも、
当たり前となり、まるで、ありがたみを感じていない
現実を見よう。
世界は、もっと美しいはずだから。
だから、まずは、
寝坊した、という現実を見つめよう。
【物憂つげな空】
自分が嫌になる時、大抵は空もなんとなく物憂つげになっている。
どんなに晴れていたって、嫌な気持ちになると、目にフィルターが掛かるようだ。
僕の心はガラス細工より脆く、誰かを傷つけると、ガチ目に凹むし、ガチ目に病む。
普段陰キャでしかないやつが人の足を引っ張ると、僕の存在意義が分からなくなる。
今日も、変なフィルターが掛かってる。
今日も、物憂つげな空だなぁ、
【小さな命】
道端にあるちいさな命。
姿形は小さいけれど、存在は偉大なんだ。
小さな命に僕等は生かされている。
【太陽のような】
太陽のような、陽気な笑顔
太陽のような、元気な性格
その全てに、僕は惹かれた。
でも、君が太陽なら、僕は月。
釣り合うはずなんてないのに、
どうしてそんなに優しいの?
君は心に決めた人がいるのに、
どうしてそんな笑顔を向けるの?
お願いだから、今日は曇りになってください
君の光が痛いから
【0からの】
新しい新居というのは慣れないものだ。
ただのだだっ広い部屋だけの家。まだ家具も何もない、0からの家だ。
家、と言ってもアパートだから家ではないのだけれど、と自分に言い聞かせながらここからの生活をどうするか考えてみる。
この時間が俺は好きだ。
元々、頭を使うことが好きな性格だから、イメージを膨らませている時間が至福だ。
0からの私生活。0からのイメージ。
「よし。まずは…」
「おっじゃまっしまーす!」
低くて根暗な俺の声とは大違い。元気で明るいこの部屋にはそぐわない声が響いた。
「……お前、何故来た?」
「え?LINEしなかった?」
「見たけど見てない」
「なんだよそれwちょっとした豪華な食いもんとか惣菜とか持ってきたから、一緒に食おうぜ!」
「嫌だ。断る。」
こいつは俺の友達だ。どんなに拒んでも結局は強引に俺を誘う。
俺の0からの私生活はコイツによってぶち壊されたのだった。