'25年6月5日 水たまりに映る空
田んぼの脇の水路に綺麗な水が滔々と流れている。
いつもは底が見えていたり雨が降った後のような濁った水が淀んでいるだけなのに。
水路から溢れそうなほどの水の流れを見ると田植えの季節がやってきたのだなと思う。
水を張った田んぼにかわいい苗が一面に植えられている様は希望で満ち溢れているようだ。
大きな水たまりに映る空はどこまでも青く白い雲が時折ゆっくりと流れていく。
その空も苗が成長するにつれて切れ切れに映る。
すっかり空が見えなくなった頃には青々とした稲が太陽にも負けず空に向かっている。
昨日の雨でできた水たまりに映る空を見ながら青い夏を想像してみる。
'25年6月3日 約束だよ
部活の仲間で集まろうと予定を立てていたのに、もう3度も流れてしまったの。
今回は全員で会えるまで何回でも仕切り直そうと決めていたんだけど、人数が多いと難しいね。
個々で会ったりしてるからみんなの近況はなんとなく知ってるのに今回は誰が言い出したのか全員で、となったの。
三度目の正直、という気持ちだったのにダメになったからすごく残念と同時にちょっと諦めムードも漂う。
それでも苦楽を共にした仲間だからこんなことでへこたれてはいられないよね。
誰も口には出さないけど心の中で(約束だよ)と思いながらまたチャレンジするのです。
'25年6月2日 傘の中の秘密
'25年6月1日 雨上がり
久しぶりに日曜日の図書館へ行ってみた。
思いのほか子供達が多くお母さんやお父さんと楽しそうに絵本や児童書コーナーで本を選んでいる。
私も書棚を隅から隅までゆっくりじっくり見て回る。
図書館には今はもう本屋さんに並んでない本が文庫ではなく単行本で並んでいるのが良い。
最近気になっているのは昔の詩集。
小さいのに表紙がしっかりとしていて詩をすごく大切に収めているような気がする。
経営者の人達のお薦め本を紹介する記事の中に出てきていた詩集を見つけた。
これも小さくて表紙には絵なんかなく古い旅館の浴衣のようなデザインの装丁。
そこに詩集の題名が太めの明朝体で書かれてある。
探していた本が見つかったときの胸が空くような感じがいいよね。
借りた詩集を大事にカバンへ入れて図書館を出ると雨上がりの匂いがした。
'25年5月31日 勝ち負けなんて