うね

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3/27/2025, 11:30:44 PM

'25年3月27日 春爛漫

敏感肌の私は季節の変わり目に肌の調子が悪くなるの。
秋は乾燥が始まるから保湿さえしておけばなんとかしのげるんだけど、春はツラい。
暖かくなってきて肌の中は乾燥してるのに汗もかくから保湿するのが難しい。
加えて黄砂や紫外線攻撃。
花粉症はまだ発症してないだけましかな。
若い頃から色んな化粧品を試したりエステに通ったり、もちろん皮膚科にも行ったり。
長い間敏感肌と付き合ってきて最近はようやく落ち着いてきたの。
ここ何年も通っている化粧品屋さんで定期的に肌チェックをしてもらうと、同じ年齢の人の平均値よりも高くなってたんだよね。
その計測器がどれくらい正確なのかは置いておくとしても。
今までの苦労が報われたような気がしたよね。
春は肌がボロボロで化粧なんてできなくて、外にも出掛けたくなかった若い頃の私にこんな日が来るなんて。
春に咲く花達のように私の身も心も春爛漫です。

3/26/2025, 2:06:47 PM

'25年3月26日 七色

おばあちゃんの家に行くとテーブルの上に蓋付きの木製の入れ物があってね。
その中にはいつもお菓子が入ってたの。
お煎餅だったり、かりんとうだったり、謎の和風クッキーとか。
その入れ物の横には七色のドロップが入った小さな缶。
そんなに飴を食べたくなくても、おみくじのように缶を振って何味が出てくるのか、やってみたくなるんだよね。
おばあちゃんからは「おもちゃじゃないんだから出したら食べないといけないよ」と言われてるから好きな味が出て欲しい。
イチゴやオレンジもいいけど一番好きだったのは何色っていうんだろ、透明なのがあったよね。
それが出るのを祈りながら逆さにして缶を振る。
でも出てきたのは透明じゃなくて真っ白な飴。
うわーハッカだよ。
スースーして美味しくないんだよなぁ。
おばあちゃんの顔をチラッと見ても首を横に振るだけ。
そんな時はおじいちゃんに泣きつくといつも食べてくれるから、優しいなぁと思ってたの。
でも後で聞くとおじいちゃんは本当にハッカ味が好きだったみたい。
私には白が大凶だとしても、おじいちゃんにとっては大吉だったなんて、不思議だね。

3/25/2025, 2:10:21 PM

'25年3月25日 記憶

子供の頃の思い出は自分目線で覚えてることが多いよね。
姉とは少し年が離れてて、親戚が集まると大勢のいとこ達の中で姉は年上組、私は年下組。
幼い従妹は可愛いけれど遊ぶ時はおままごとやお店屋さんごっこ、かくれんぼ鬼ごっこ。
それに比べて姉や従姉たちは音楽やファッションの話、映画やボーリングに行ったりして私から見ると大人の世界。
たまには姉たちの方に行ってみたいけれど、いつも子供扱いだったな。
そんなことを本当の大人になって姉と話してたら、姉からすれば私が羨ましかったんだって。
可愛い従妹たちにお姉ちゃん、お姉ちゃんと慕われて、親からも面倒見が良い私が誉められてるのを見て嫉妬したこともあったって。
同じ頃の記憶なのにお互いこんなに違うなんてわからないもんだね、と今となっては笑い話。
昔は小さい子どもと遊ぶのが苦手だった姉も、今ではすっかり孫の子守りで忙しいみたいです。

3/25/2025, 9:49:20 AM

'25年3月24日 もう二度と

こないだお世話になった方の還暦のお祝い会があったの。
仲間うちで堅苦しくない感じにしようと、知り合いがやってる居酒屋にみんなで集まったんだよね。
以前、大失態を晒してからもう二度と飲まないと決めていたから、その日もウーロン茶を注文しようと思ってたの。
そしたらメニューに『ノンアルコールビール』と書いてあって、その手があったかと。
これなら大丈夫だと思って注文すると、他の人が注文した生ビールそっくりの物が目の前に。
乾杯の掛け声の後に一口飲んで「これほんとにノンアルコール?!」と思わず言っちゃうくらい本物みたいだった。
今日は絶対に失敗できないから一応お水も一緒に。
ノンアルコールビールにチェイサーが必要なのか?と思ったけれど念には念を。
2杯目からはウーロン茶にしたよ。
外ではもう二度と飲まないと決めていたけれど、乾杯はノンアルコールビールで気分だけでも味わえたな。
和気あいあいと楽しく料理も美味しかったし、最後まで無事にお祝いできてホッとした1日でした。

3/24/2025, 9:44:48 AM

'25年3月23日 雲り

昔は海外旅行に行くのも清水の舞台から飛び降りる覚悟だったんだよね。
初めての海外は憧れのパリ。
一番安い時期を狙って1月の中旬頃だったと思う。
当時のパリは英語で話しかけても返事をしてくれないから、簡単な言葉くらいはフランス語を覚えていった方が良い、という噂があって、戦々恐々としていたのを覚えてる。
でも実際はそんなに怖くなかったし、英語すらカタコトだった私達でも地下鉄に乗ったり、美術館に行ったり、カフェや地元のスーパーマーケットに入ったり。
若かったから勢いでなんとかなったよね。
1週間くらいの旅だったけど季節柄なのかすっきり晴れた日はあまりなくて、いつも雲り空。
寒さは思ったほどではなかったな。
思い出すのは薄暗い中にも美しくそびえ立つエッフェル塔。
太陽の明るい日差しの下よりも、ちょっと薄暗いのが似合うと思う。

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