'25年2月25日 さぁ冒険だ
さぁ冒険だ。
この歳になってまさか大型バイクの免許をとるなんて。
でも楽しそうに乗ってる友人を見てるとなんか乗りたくなっちゃったんだよね。
自転車を乗るのもフラフラしてるのに無謀な挑戦。
車の免許以来の教習所にもう一度通うことになるなんて思ってもみなかったよ。
一応クルマもマニュアルでとったから理屈はわかってるけれど、バイクは勝手が違った。
右手でアクセル左手でクラッチ握って、アクセルを回しながらゆっくりクラッチを離していく。
左手はいきなり離しちゃダメだよエンストするからって、言われる前にエンスト。
教習所のコースは車と同じだけど障害物が色々ある。
S字クランク坂道は当たり前、スラロームに波状路に一本橋って一体なんの訓練?!
うまくできなくて途中で何度も行きたくない、もう辞めたいと思ったけど、友人の励ましとアドバイスと家でもイメトレをして頑張って通い続けたよ。
そのおかげで卒業検定は無事一発合格。
何歳になっても頑張ればできるんだと実感できたのが嬉しかったな。
バイクは路上教習が無いから卒業して初めて公道を走るんだよね。
無事に公道デビュー出来ますように。
さぁ、ここからが本当の冒険だ。
'25年2月24日 一輪の花
急に彼女に誘われて向かったのは陶器で有名な町、陶芸体験が目的だったの。
私も初めてだったし独特な茶褐色の素朴な味わいの器が良い感じ。
想像より少し硬めの土を手びねりで形作っていくんだけど、粘土遊びとは違って難しい。
不器用な私はただただ平らなお皿。
でも妄想の中では(これに和菓子を乗せたらサマになるな、大福5個くらい乗せられそう)。
器用な彼女は個性的な花瓶を作ってた。
センスがある人は違うなぁと自分のお皿と比べて落ち込み気味になりながら、なんとか完成。
このまま乾燥させて焼く時に藁を巻いて焼くらしい、どんな風になるのかな。
彼女の家に届いた器を貰いに行くと大福3個分の大きさになってたお皿は、藁の跡がついていてシンプルだけどとても満足できた。
彼女の花瓶もお花3本から1本になったけどやっぱり素敵だったな。
その町へ彼女が嫁いで行くと聞いて、偶然だったのか、その時から心に秘めていたんだろうか。
玄関に飾った一輪の花を活けた茶褐色の花瓶を見る度に、遠くの町で子育てを頑張っている彼女を思い出し、私も頑張ろうと思うの。
'25年2月23日 魔法
もしも魔法が使えるなら、病と闘っている彼女を治してあげたい。
私がそんなに優秀な魔法使いじゃなくて病気が治せないなら、せめて苦痛を取り去ってあげたい。
何を食べても味がしないから食欲が出ないと言っていた彼女に、美味しいものをたくさん食べてもらいたい。
自分も大変な時に見捨てておけないと、保護猫と暮らす彼女がいつまでも愛猫と過ごせるように。
看護師として誠心誠意患者さんに寄り添ってきて滅多に弱音を吐かない彼女からのLINE。
来月検査入院するんだ。
大丈夫、明日会おうよ、いつものカフェで。
高校の部活で3年間誰よりも頑張っていたあなたを知っているから、その後の人生も色んな壁を乗り越えてきた頑張りを知っているから、せめて仲間の前では遠慮しないでね。
明日会えたらたくさん話そう、苦楽を共にした部活の思い出や今までのあなたの人生のこと、たくさん聞くよ。
仲間で会えば魔法をかけたように17歳の私達に戻れるよね。
いつものように笑って泣いてまた笑おう。
'25年2月22日 君と見た虹
わけあって引き取ったのは13歳の老犬。
今まで生き物を飼ったこともなく、どちらかと言うと苦手だったの。
引き取り手がないかと探したけど見つからず、覚悟を決めて初めての飼い主生活。
散歩が大好きで知らない町に来たのに臆することなく、どこまでも突き進んでた。
私も散歩の仕方がわからないから好きなだけ歩かせて、こっちが疲れたら帰るという感じ。
それが良かったのかすぐに懐いてくれて、家に帰ると玄関でお出迎え、キッチンで用事をしているといつも足元に座ってくれたのが可愛かったな。
いつも元気だったけどやはり歳には勝てず、17歳の誕生日前に旅立ってしまったの。
あの子に出会ったおかげで私の価値観は180度変わり、今ではどんな生き物にも愛情が湧くようになったんだよね。
いつか君と見た虹のたもとで君に会えるのを楽しみにしているよ。
'25年2月21日 夜空を駆ける
ディズニー映画で一番好きなのはアラジン。
そう、魔法の絨毯に乗って夜空を駆けるシーンはその音楽と相まってとてもロマンチックだよね。
アラジンとジャスミンの恋愛もいいけれど、やっぱりアラジンとジーニーの友情が素敵。
それぞれがお互いを思いやり信じる心も感動的。
そして空を飛んでみたいという私のひそかな想いも、空飛ぶ絨毯で満たされてお気に入りの映画の一つです。