うね

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'25年2月24日 一輪の花

急に彼女に誘われて向かったのは陶器で有名な町、陶芸体験が目的だったの。
私も初めてだったし独特な茶褐色の素朴な味わいの器が良い感じ。
想像より少し硬めの土を手びねりで形作っていくんだけど、粘土遊びとは違って難しい。
不器用な私はただただ平らなお皿。
でも妄想の中では(これに和菓子を乗せたらサマになるな、大福5個くらい乗せられそう)。
器用な彼女は個性的な花瓶を作ってた。
センスがある人は違うなぁと自分のお皿と比べて落ち込み気味になりながら、なんとか完成。
このまま乾燥させて焼く時に藁を巻いて焼くらしい、どんな風になるのかな。
彼女の家に届いた器を貰いに行くと大福3個分の大きさになってたお皿は、藁の跡がついていてシンプルだけどとても満足できた。
彼女の花瓶もお花3本から1本になったけどやっぱり素敵だったな。
その町へ彼女が嫁いで行くと聞いて、偶然だったのか、その時から心に秘めていたんだろうか。
玄関に飾った一輪の花を活けた茶褐色の花瓶を見る度に、遠くの町で子育てを頑張っている彼女を思い出し、私も頑張ろうと思うの。

2/24/2025, 11:05:32 PM