子供の頃は
消費だけをしていた
大人になると
生産する側になる
消費している頃は
周りが守ってくれた
生産する側は
周りを養う側だ
それは自分が子供を持つ持たないじゃない
単純な社会の決まり事
大人の皆様、今日も
お疲れ様です
日常とは毎日の穏やかな日々
朝の目覚め
最初にすることはポットのスイッチを入れ
ミルクティーを入れること
100度になったらいつものマグカップに
ティーバッグをいれ
少しだけお湯を
そして冷蔵庫から出したミルクを注ぎ
電子レンジへ
チン
レンジを開けると
ミルクが溢れ
マグカップにはほとんど何も残ってなかった
あー
うん……
これも日常
※なんで電子レンジって「牛乳温め1杯」つて設定してるのに全部飲んじゃうのかなー🤔
「ねえ、何色が好き?」
「僕?ピンク」
ジェンダーレスとよく言ったもので
昭和なら何となく男らしくないとか
そんな下らないイメージで
ピンクと言うのははばかられたものだ
そんなことを考えながら
横にいるカップルの会話に耳をそばだてていたら
「推し色なんだー」
押し色?なんだそれ
早速スマホで検索してみる
なんとアイドルなんかがそれぞれのテーマカラーをつけていて
好きなアイドルの色を身につけることとある
推しの色か……
好きな色が
自分のパーソナルカラーでも
ベースカラーでもなく
好きな人の色
ペンライトの色ならともかく、
身につけるとか考えたこともなかった
なるほど
なるほどなるほど
なるほどな……
俺はそっと
推してるアイドル玉さんの黄色をレジに持って行った
あなたがいるから私は優しくなれる
あなたがいたから私は…………
私は他人に優しくない
滅多なことでは怒らないから
優しいのだと勘違いされるけど
それは他人に興味がないから
だから腹もたたないだけ
でもあなたは私にとって他人じゃない
あなたには嫌われたくない
だから
あなたがいたから
私は「優しく」なれるんです
……居てくれないと困るんです
夕方公園に集まって花火
最初にやるのは決まってる
落下傘花火
ひゅーっと音を立て打ち上げられた花火が割れ
バラシュートがゆらゆらと落ちてくる
子どもの頃上だけを見て必死に追いかけた
あれを掴めば、今日この公園のヌシは僕だ
最後のロケット花火だって
点火させて貰える
首が痛くなるほど上を向いて追いかけたけど
パラシュートはお隣さんちの
柿の木によろよろとひっかかる
ロケット花火点火の栄誉は
来年までお預けになった