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11/19/2024, 8:31:35 PM

あなたの心に
有限の小さな光を灯す
今だけは夢を見ていられる

11.19 キャンドル

11/18/2024, 11:00:56 AM

たくさんの想い出が詰まった母校。
人気のない校舎と割れた硝子窓、寂れた遊具、伸びきった草木。
それでも駆け回る生徒たちの姿が、今でも私の目にありありと浮かぶ。

この校舎は明日から取り壊される。
何物にも代えがたい想い出を、脳裏に刻む。


11.18 たくさんの想い出

11/18/2024, 5:56:14 AM

冬になったら、
きっとあなたはあの空の上へ飛び立ってしまうから
私はこの笑顔を脳裏に焼き付けて
涙をこらえて今は笑うの

11.17 冬になったら

11/17/2024, 3:08:03 AM

離れ離れになっても、君を好きでいる。
あなたがこう言ってくれたから、私は今日まで待つことができたの。
だけど、久しぶりに会ったあなたは、好みの違う服に身を包んで、知らない匂いをさせていた。
今目の前にいる私に、目も合わせようとしない。
あなたの目には、私が映っていなかった。
私たちは終わったのね。
そう悟って、息を吸った。
彼から放たれる次の言葉が、心底怖かったから、
私から言うの。
「別れよう」

11.16 はなればなれ

11/15/2024, 11:39:08 PM

路地裏に捨てられていた、子猫を拾った。
丸くてキラキラした目をした、純粋無垢な子だった。僕はその子を連れ帰って、綺麗にしてあげた。幸い怪我も病気も無いようで安心した。僕はその子を飼うことにした。名前は、マリ。そう名付けた。首輪をつけて、檻に繋いだ。マリはすくすくと成長した。それと同時に、僕にとても懐いてくれた。僕はマリと四六時中一緒にいた。身の回りの世話は全てやってあげて、ここにいたらマリは何もしなくていいんだと教えた。それと、マリには特別な教育をした。ある日、マリにお家に帰りたいかと聞いた。マリは黙って首を横に振った。かつてキラキラしていた目は、虚ろに僕だけを写していた。マリは僕に心酔していた。だから、僕らは結婚した。いつまでも愛しているよ、マリ。

11.15 子猫

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