僕はよく過去に経験した辛いことを思い出してしまう。
いわゆるフラッシュバックだ。
思い出したくもないのに、ふとした瞬間に蘇る当時の心苦しさは灯りのない部屋の居心地みたいだ。
それでも前を向いていたいと思う。
だって、過去があるからこそ今の僕が存在するから。
#5 過ぎ去った日々
お金より大切なものなんてない。
生きてさえいればそれで丸儲け。
#4 お金より大事なもの
両耳にイヤホンをつけながら、
窓辺に肘をつきながら夜空を眺める。
時刻は深夜3時過ぎ。
世間はみんな寝てるはずのに、僕は寝れずにいなかった。
それは殺風景な部屋で1人で過ごす初めての夜だから。
まさか小説のワンシーンのような出来事が
現実になるなんて、さすがに思ってもいなかった。
思うように動かない体は、
ベットから離れることを許してくれず、
終いには孤独まで突きつけてきた。
僕はただ、優しく照らす月と、
暗闇に包まれた夜の街並みを眺めた。
視界が霞んでいく。
それは人生で最も悲しい月夜だった。
#3 月夜
あなたは何を見た時に「美しい」と思いますか?
華やかに暖かく春を彩る桜?
暗闇にふわりと浮かび光る満月?
日の暮れ時の驚くほど色鮮やかな夕日?
これらも美しいが、それ以上にもっと美しいものを
私は知っている。
それは…
「あなたの笑顔だ。」
#2 美しい
この世界は美しい。私たちを暖かく包み込む太陽、ひんやりと頬を伝う風、世界を彩る空と青々とした草。そんな美しい世界を生きれる自分はとても幸せ者だと思う。
ただ時々、夜が長く感じてしまうことがある。辛いこと苦しいことが続くたび、暗闇が私を地下の底へと深く誘う。でもどんなに辛く苦しい時も必ず一筋の光が差し込んでくる。この世界に終わらない夜はない。必ず朝が来る。その時を信じて私は常に前を向いて歩き続ける。
#1 この世界とは