「お祭り」
浴衣着て、いつもよりおめかしして
貴方に会いに行く
家族連れの波、恋人達に逆らって私は下駄を鳴らす。
貴方のもとへ、夏の夜風に吹かれながら
きみの名前をこころで呼びながら
私は恋に落ちている
恋に
恋に
恋に
どうしようもなく貴方に焦がれている
夏の太陽よりも
貴方に燃えてる、
ねぇ気づいてる?
私はひたすら貴方のことが好きなんだ。
「神様が舞い降りて、こう言った」
勝手に、手を合わせ祈って
勝手に、信じ
勝手に、頭を下げて
勝手に、懇願し
叶わなかった時全てを神のせいにしてくるな。
すがるだけすがって安心したお前のせいだろう。
そして私に吐き捨てるようにこう言った。
まったく自分勝手な人間だ。
「誰かの為になるならば」
誰かの為になるならば、とほんとにそう思える人
私は尊敬します。
私は“誰かの為になるならば”なんて出来ない。
結局自分の為にやってしまうんだもの。
胸を張って生きれるように、気の遣えない奴だと後ろ指をさされないように。
自分がいい気持になるために。
自分の為にやってしまう。
誰かの為になるならば、心の底からそう思って行動出来ない。
だから私は誰かの為に何かをして、褒められても、
「自分の為にやってるんで〜」
といって一歩下がり本当の自分を誤魔化さない。
冷たい人間だと思われても
偽善者になり自分を誤魔化すよりよっぽどマシだとおもう。
だから羨ましいよ、尊敬するよ
私は誰かの為に死ねないよ
私は誰かの為に優しく出来ない
私は誰かの為に空気は読めない
だからさ、
いつか心の底から、誰かの為になるならばと言える自分になりたいな。
「鳥かご」
どうして私は、こんな狭い世界にいるんだろう。
狭いと思ってるのにどうして執着して、すがるのだろう。
過去に
人に
環境に。
それは大きな世界を知らないから。
いつからだろう。失敗をおそれ挑戦しなくなったのは。
いつからだろう。人目を気にして自分の可能性を狭めるようになったのは。
先はどうなるのかなんて誰も想像出来ないのに。
そんな自分に嫌気が差した。
だから私は飛んだ
決して簡単に選択したわけではない、沢山悩み、苦しんだ。
それでも選択した。こんな自分嫌だから。嫌いだから、カッコ悪いから。
たった一度の人生なのに、失敗を恐れて無駄にしたくない。
唯一無二の自分なのだから、
だから飛び出した、自分という鳥かごから
窮屈で仕方のなかった鳥かごから。
先は分からない。成功するか失敗するか、とびきりのギャンブルだと思った。
傷つくかもしれない、もう二度と飛べなくなるかもしれない。
挑戦して、全ての羽をもぎ取られても
それでも、それでもまた挑戦しようとする自分の強い意思があれば羽は美しく生まれ変わり大空へ飛び立てる気がする。
今の自分なら行けるとおもった
失敗しても怖くない。
それより美しい景色が見たい。
だから私は強く飛ぶ
明日もまた自分を愛せますように。
「友情」
私は友情なんて存在しないと思う。
私は昔、沢山の友情を育んだ仲のいい親友にいじめられたことがある。
それを期に自分は変わった。人を信じれなくなった。
仲良くしてくれる人も信じれなくなった。
でも、一人ぼっちはこわい私は友達が欲しかった。
ある日友達ができたその子の名前はHちゃん、とても優しくていい子だった。
でもどうしてもやっぱりこの子も信じれなかった。
信じれなくても、それでも、沢山遊んだ、思い出も沢山作った。
楽しかった。これが本当の友情だとおもった。
ある日、私をいじめてきた元親友が
「最近、Hと仲いいじゃん、本当に仲いいの?ビジネスじゃないの?」
と聞かれました。もう親友じゃないのに、でもその元親友は私に他の友達ができる事を嫌いました。
その事を知っている私は、怒らせないために自分の身を守るために嘘をつきました。
「ちがうよw仲いいわけ無いじゃん、ビジネスだよww」
と私の口から出てきました。
ビジネスとは学校でボッチにならないためだけに作る本当の友達ではないと言う意味を表します。
ああ、くそだな、私
醜いな心底おもいました。
そして同時に悲しかった。私が悲しいなんておかしな話だけれど、自分に絶望した。
自分が嫌いだ。
私は友情を育んだ親友に裏切られそして私はいつのまにか裏切る側になっていました。謝っても謝っても許してなんて貰えないでしょう。
私も自分自身を許せません。
私の中に友情なんてものはもう存在しません。
もう二度と私に友情なんてものが手に入ることはないでしょう。
こんな醜い私に。