みれ

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6/19/2024, 4:15:53 PM

してみたかったな、相合傘。
叶わない夢だったけど、夢見てたあいだ、辛くて辛くて仕方がなかった。
今は苦しくないよ。
運命の人じゃなかったって充分、分かったから。

今度は楽しく恋焦がれられますように。
傘から垂れる雫を見ながら、そんなことを思います。

6/18/2024, 6:57:27 PM

落ちていく。
それはその気になれば、簡単にどこまでも落下していく。
上がるのは倍以上の力が必要になるのに、どうしても落ちてしまいたいと思う時がある。
哀しくて。
淋しくて。
嫌で。
何もかも無くしてしまいたくなったりして。
差し伸べられる手を振り払い、下へ下へ急降下。

でもね。
下がってばっかりいられない時が来る。
こんな場に居たくなくなる時が来る。
そうなったらまた上がるしかないんだ。
苦しかったり辛かったりするけれど、でもそれでも嫌だから。

今私がいる場は下がってるのか、上がった先なのか。
分からないけど、今日より良い場にいられるよう、せめて顔だけ上げてこうと思う。

5/21/2024, 1:52:53 PM

透明


どこまでも透き通って何にも染まらないでいられたら、私は今何者になっていたのだろう。
空っぽじゃなく、儚くなく、なんでも見通すことが出来たら。
染まりきって色のついた自分じゃなかったら、今、一体何が見えたのかな?
見てみたいような、怖いような、そんな気持ち。

5/9/2024, 1:33:27 PM

もう顔もぼやけているのに、その時の感情だけは鮮明で。
この感覚がぼやける頃、きっと貴方は記憶にすら居ないのだろうね。

ただ微かな残り香みたいに、心の端に引っかかったままで。

4/28/2024, 2:46:29 PM

刹那が永遠な時がある。
何度も繰り返し思い返す瞬間。
それは一瞬の出来事。
なのに幾度も幾度も脳裏に浮かんでくる。

目の会った瞬間。
すれ違った瞬間。
手が触れた瞬間。

少しづつ薄れていく記憶。
でも忘れない。
その瞬間があったことを。

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