初めて出会ったのは秋。大学で一目惚れした。
それから全力でアプローチした。
恋が実り、付き合って4年。僕からプロポーズして。
君は照れながら僕の目を真っ直ぐ見て
「これからもよろしくお願いします」って。
それからは忙しくなったけど、苦じゃなかった。
2人で1緒に結婚式の準備をした。
楽しそうにウェディングドレスを選んでる姿は
今でも忘れられないくらい、輝いていた。
そして今日が、結婚式。
緊張も凄いけど、なによりも君の姿が綺麗で。
あぁ、僕はこんな素敵な女性と結婚できるんだなと。
僕と目が合ってはにかむ顔がとても愛らしかった。
幸せにすると心から誓って、そっと口付けをした。
君と一緒に
肌寒い日が続いていたけど、今日は暖かい。
家に籠ってばかりだったし散歩でもするか。
外の空気はやっぱり美味しい。
歩いてると気分もすっきりする。
なんとなく、走りたくなって走ってみた。
「…懐かしいなぁ」
1粒の涙とともに、ポツリと零れた一言。
愛犬がいた頃は、よく一緒に走っていた。
いつも“君”の方が速くて。僕が置いてかれてた。
“君”は僕を見て『おそーい!』なんて言ってたっけ。
「逢いたいよ……もう、そっちに行ってもいいかな」
彼女は、愛犬が亡くなった2日後に
交通事故でこの世を去った。
愛犬が寂しくて彼女を連れてったのかな、なんて。
いくら外が暖かくても、日差しが良くても。
僕の心は冷えきっていて、寒いんだ。
だから。 だから、どうか。
また逢える日を願っているよ。
“冬晴れ”
「あなたの心は元気ですか?」
ふと思い出した。誰かに言われた言葉だ。
その時は何もかも諦めていて。全てが嫌で。
この世界から逃げ出したくて。
でも、逃げ出すことを世の中は許してくれなくて。
周りも僕を嫌っていて。家族にさえ蔑まれて。
そんな自分がいちばん嫌いで。
いっそのこと、消えてしまいたい。って
そんな僕に手を差し伸べてくれた誰か。
誰だったけ…あぁ、そうだ。思い出した。
思い出したくなかった。
昨日、あの世へ旅だった
たった1人の、僕のかけがえの無い存在。
やっとの思いで結婚して、幸せで。
なのに今は、こんなにも苦しい。
また言ってよ。何度でも聞いてよ。君の声が聞きたい。
「あなたの心は元気ですか?」
【心の健康】
私の前には、常に道が分かれてる
2本だったり、3本だったり
時には、5本もあったりする
どの道を通るかによって未来が決まっていく
でも、見た目だけではどの道が
幸せに繋がってるかなんて分からない
自分だけの人生だ
どんな道でも楽しんでいこう
自分のハッピーエンドに向けて
【ハッピーエンド】
私は目立つのが嫌いだ
注目を浴びたくない
みんなの視線が怖いから
見つめられると、手汗が止まらない
見つめられると、目を合わせられない
見つめられると、うまく声が出せない
見つめられると、その場から動けない
私は人の視線が嫌いだ
【見つめられると】