Nekonosanpo

Open App
5/28/2025, 12:41:23 PM

朝起きて店の準備をする

床を掃き ゴミを片付け 鏡を拭く


しまってた道具を取り出し いつもの場所に置いていく

全て整い いつもの時間に店を開ける


少しして お客様が来店する

「こちらにどうぞ」

席に案内し 本日の希望を聞く


ご希望通りに仕上げると 嬉しそうに笑うお客様

「ありがとうございました。また、お願いします」


会計を済ませ お礼を言いながら店を後にするお客様


その後も 何人ものお客様を対応する

その度に 笑顔で帰ってくお客様が見れる

その顔が この仕事で1番嬉しい瞬間


閉店時間になり お店を綺麗に掃除する

また明日も 沢山の笑顔を見るために


さらさら

5/28/2025, 12:20:02 PM

毎日、学校から家に帰り

カバンを部屋に置いて軽装に着替える

小さなメモ帳とペン、スマホをバックに入れて家を出る



ゆっくりと歩きながらメモ帳のページをめくる

昨日は公園、一昨日は神社、一昨昨日は少し離れた浜辺



何も考えず、ただゆったりと歩みを進める

しばらくして見えてきたのは色が澄んでる川



「今日はここにしよう」

近くの草むらに腰を下ろし、スマホで写真を撮る

何枚か撮ったあと、ペンを握りメモ帳に綴る



静かに時間が流れ、そろそろ帰ろうと思い立つ


何も考えず、ただ足がむく方に

___ どこへ行こう___

1/6/2024, 12:47:38 PM

初めて出会ったのは秋。大学で一目惚れした。

それから全力でアプローチした。

恋が実り、付き合って4年。僕からプロポーズして。

君は照れながら僕の目を真っ直ぐ見て

「これからもよろしくお願いします」って。

それからは忙しくなったけど、苦じゃなかった。

2人で1緒に結婚式の準備をした。

楽しそうにウェディングドレスを選んでる姿は

今でも忘れられないくらい、輝いていた。


そして今日が、結婚式。

緊張も凄いけど、なによりも君の姿が綺麗で。

あぁ、僕はこんな素敵な女性と結婚できるんだなと。

僕と目が合ってはにかむ顔がとても愛らしかった。


幸せにすると心から誓って、そっと口付けをした。



君と一緒に

1/5/2024, 5:33:07 PM

肌寒い日が続いていたけど、今日は暖かい。

家に籠ってばかりだったし散歩でもするか。


外の空気はやっぱり美味しい。

歩いてると気分もすっきりする。


なんとなく、走りたくなって走ってみた。

「…懐かしいなぁ」

1粒の涙とともに、ポツリと零れた一言。


愛犬がいた頃は、よく一緒に走っていた。

いつも“君”の方が速くて。僕が置いてかれてた。

“君”は僕を見て『おそーい!』なんて言ってたっけ。


「逢いたいよ……もう、そっちに行ってもいいかな」

彼女は、愛犬が亡くなった2日後に

交通事故でこの世を去った。

愛犬が寂しくて彼女を連れてったのかな、なんて。


いくら外が暖かくても、日差しが良くても。

僕の心は冷えきっていて、寒いんだ。

だから。 だから、どうか。

また逢える日を願っているよ。



“冬晴れ”

8/13/2023, 5:27:18 PM


「あなたの心は元気ですか?」



ふと思い出した。誰かに言われた言葉だ。


その時は何もかも諦めていて。全てが嫌で。

この世界から逃げ出したくて。

でも、逃げ出すことを世の中は許してくれなくて。


周りも僕を嫌っていて。家族にさえ蔑まれて。

そんな自分がいちばん嫌いで。


いっそのこと、消えてしまいたい。って

そんな僕に手を差し伸べてくれた誰か。



誰だったけ…あぁ、そうだ。思い出した。

思い出したくなかった。


昨日、あの世へ旅だった

たった1人の、僕のかけがえの無い存在。


やっとの思いで結婚して、幸せで。

なのに今は、こんなにも苦しい。


また言ってよ。何度でも聞いてよ。君の声が聞きたい。



「あなたの心は元気ですか?」


【心の健康】

Next