ひろちゃん

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9/20/2024, 1:29:21 PM

僕にとってはなにもない
大事にしたいと言うことは
多分欠けているんだろうな
一人で生きてきたからかな

掃除用具入れに隠れたまま
君の誘いをやり過ごした
休み時間は廊下に出て
その空間が居場所だった

君は多分普通に会話が出来る
誰からも好かれる子どもだったろう
僕は多分何をかんがえているか
わからないおかしな子どもだったろう

それでも君は僕のことを
好きだと言ってくれたよね
でもそれからずっとこの僕は
一人のままでここまで来たよ

今は君に会えないな
だけど君に会いたいな
今は君に会えないな
だけど君に会いたいな

9/19/2024, 12:17:52 PM

もしもこの道がずっと続いていくのなら
何を求めて歩いていくのだろう
ススキの原野が向こうの方まで続いていて
岩がゴロゴロと転がっている

僕らはこの空間を一人で歩いていく
わかりあっているつもりでも人の心は見えない
明日に向かい歩いていくそれだけで
向き合っているようで向き合ってはいない

もしも時間が止められるなら
向き合うことも出来るのかもしれない
けれど時間は止まらないだから人は
前を向いて歩き続けなければならない

そう人はいつも孤独だ
抱きしめていても結局孤独だ
悩みも喜びも人それぞれで
共有しているようでも実は考えていることは同じじゃない
時間よ止まれ
そんなことを考えながら
僕らは前を向いて歩いていく

9/18/2024, 11:23:47 PM

100万ドルの夜景という言葉があるが
私はあまり夜景は好まない
それは人類の滅亡を象徴しているように思えるから

ただ海岸から見る
漁村にちらちら灯りがいくつか固まって
ついているさまは好きかもしれない

これぐらい控えめな方が
私にとっては丁度いい
人と人との関係も少し控えめに
穏やかな関係でありたいと思う

9/17/2024, 1:35:27 PM

野菊の花畑に
蜂や花虻が花から花へ
僕は夢中で写真を撮った
よく見ると可愛いんだよハナバチ

白と黄色の花が一面に
天国のように麗しく
全体を見ると向こうの方まで
笹原の中に花が彩りをあたえている

十月の空は青く透き通り
頂上へと続く土の線を照らしている
木々も疎らに影を落として
緑の中にグレーを描く

僕はいよいよ歩みを進める
青い空
笹原
野菊
木々の影

斜面は思いの外
急で厳しいが
これが味わいたくてここへ来た
ここを登れば東雨乞岳の頂になる
そして雨乞岳へ続く稜線が待っている

9/16/2024, 12:50:38 PM

秋空の爽やかな
山に向かう
ワクワクするってこういうこと
赤トンボがススキに止まった

ここは昔はスキー場
キリンソウの黄色がチラホラ
眼下に広がる風景は
少しずつ遠ざかる農村の町並み

空が泣く
そんなことはないさ
こんなに晴れているのだもの
君のそばでいつか明るく笑いたい

秋空の爽やかな
山に向かう
ワクワクするってこういうこと
僕はきっと上を向いて君の方へ歩いていける

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