ひろちゃん

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9/10/2024, 3:16:59 PM

僕が大学生
京都から山陰道沿いに
大きな藁屋根の集落があった
それはとても異様な風景で
心に深く刻まれた

僕が子供の頃
自転車で坂道を下りていった先に
いつも水が溜まっている場所があって
覗き込むとミズスマシやタイコウチなんかが
たくさんいた

僕が小学校の
校庭で
逆上がりの練習をしていると
青と茶色の客車列車がディーゼル機関車に引かれて
通り過ぎていった

友達とプールの帰り道
駄菓子屋の店先で
かんとだきを買って食べながら歩いた
僕はとても日焼けして
クロンボ大会にクラス代表で出た

商店街の魚屋の
店先にドジョウが
泳いでいた
食べてみたかったけど
うちの親はそのドジョウを水槽に入れた

喪失感
そんなものはないけれど
色々な思い出がまだまだ眠っていると思う

9/9/2024, 12:17:39 PM

世界に一つだけ
存在している
僕という命の軌道

レールは夕暮れ
光が射し込んで
また過去を振り返る

あの子と交差して離れていった
海のある町
国道沿いの学校へ
登っていく風景

見下ろす港に古びた屋根と
遠くに白い船が進む
はしゃぐクラスメイト
一人背中を追いかけた

今も時に戻っていく
この心あの場所へと
もう遥か彼方
帰らぬ夢の跡

9/8/2024, 1:16:52 PM

生きている限り
休むことはない
太平洋の真ん中で
浮き輪でぷかぷか浮いていても

僕の胸の鼓動は
僕が生きている唯一の証

今存在しているのは
この青い空の下
地球というこの星で
広がり続けるこの世界で

僕の胸の鼓動は
僕が生きている唯一の証

やがて時が訪れて
終わりが近づいた頃に
一体何を思うだろう
全てを失うその前に

僕の胸の鼓動は
僕が生きている唯一の証

9/7/2024, 12:29:27 PM

雨粒はすべてのものを
濡らしていく
まるで水の天使だ
踊るように地面を跳ねた

僕は急いで静まり返った
暗いアーケードの下へ
これからどうするか
傘がないとここから進めない

雨は通り過ぎるか
雨は降り続くか
君を忘れられるか
それともまだ続いていくか

9/6/2024, 9:03:52 PM

希望の鐘が
時を告げる
朝の駅舎
電車が入る

おはようと笑う
女子高生たちに
負けていられない
そんな気持ちで

さあ行こう
僕らの世界へ
新しい素晴らしき
今日という世界へ

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