真剣に生きていれば、誰かを憎む日もあるだろう
真剣に生きていれば、誰かを蔑む日もあるだろう
真剣に生きていれば、誰かを非難する日もあるだろう
真剣に生きていれば
感情が爆発して誰かを傷付ける日もあるし
真剣に生きていれば
死にたくなる日も
居なくなってしまいたくなる日もきっとあるだろう
今日の僕たちが
自分の想い描くいい人間でなかったとしても
精一杯、真剣に生きたことに嘘はないのだったら
僕たちの今日はいい日だったと思うんだ
いい人間を想い描きながら生きれる人は
もう、ちゃんと、そういう人間だ
いい人でいるなんて損だ、とか
いい人なんて結局どうでもいい人なんだ、とか
他人より自分の気持ちを優先しなきゃ、とか
世の中はそういう方法で生きやすさを推奨するけど
やっぱり僕はいい人になりたいし
繊細で温かい心を持っている人間と
一緒にいたいと思う
そういう人間が増えていって欲しいと思う
夜寝るむ前に胸が苦しくなった
朝起きるとまた、胸が苦しいままだった
そんな時に思う
あぁ、生きづらいなって
あぁ、生きるって大変だなって
人よりも敏感で、人よりも傷付きやすくて
人よりも不安で、人よりも不器用で
そんな僕たちにとっては
生きるということ自体が大きな課題だ
僕たちが生きる世界はきっとこのまま変わらなくて
僕たちの生きづらさがなくなることはないだろう
悲しみも苦しみも、きっと減らすことは出来ない
ただ僕たちには武器がある
小さなことに喜びと幸せを感じられる武器だ
例えば、道端に咲く小さな花に微笑んだり
例えば、空の風景に希望を抱いたり
例えば、風の匂いに季節を感じたり
例えば、誰かの小さな笑顔で心が温かくなったり
それは確かに僕たちだけの武器なんだ
悲しみも苦しみも減らすことの出来ない世界でも
喜びと幸せを増やすことはきっと出来るから
今日が辛くて、消えたくなっても
きっと大丈夫
共に生きていこう
例えば自分の為だったとしても
いい人間になろうとすることは良いと思う
例えば自分の利益を求めてだったとしても
いい人間になろうとすることは良いと思う
自分の為に誰かに優しくしたい、とか
自分の運を貯める為に誰かに親切にしたい、とか
そういうのも悪くないと思う
自分の幸せに貪欲なことは
とても大切なことだから
結局誰かを幸せに出来る人って
自分が幸せを持っている人だから
自分が持ってる幸せが零れ落ちて
周りが幸せになっていくと思うから
こんな考え方はいけない、とか
前向きにならなきゃ、とか
世間の造ったポジティブで自分を追い詰めないで
あなたはとても強い人間だから
負の感情に支配されることは絶対にないから
つまづいて転んでも、必ず立ち上がれる
世の中に変わらないものはない
雲も風も空も、夢も時代も自分も、常に変わっていく
苦しみも悲しみも必ず終わる
後悔にも絶望にも必ず果てがあるから
今はゆっくりとその時が来るのを待つだけ
あなたとあなたの感情を否定せずに、信じて待つだけ
大人になると褒められることは極端に減る
様々なことは出来て当たり前
色々なことを知っていて当たり前
賞賛や賛同よりも
罵倒や非難が多くなる
生きていることが辛くても
僕の人生を代わりに歩んでくれる人はいない
でも僕たち大人にはひとつだけ武器がある
自分の味方に自分がなれることだ
何があっても自分を否定しない
何があっても自分を責めない
何があっても自分を卑下しない
そう決めた時から
僕は僕の一番の理解者になれる
そしてそれは
何よりも心強く
何よりも確固たるものだ
子供のままでいれない僕の心の中には
子供のままの僕がいる
僕たちはいつも自分に愛を注がなくてはいけない
僕たちはいつも自分の味方でいなくてはいけない
強く生きていくために