1/16/2025, 2:18:25 PM
【透明な涙】
あなたが透明な涙を流したときは、あなたにとっての温もりでありたい。
1/13/2025, 4:27:10 AM
【あの夢のつづきを】
隣にいることを許されたとき、夢みたいだと思った。
ひとりでも生きていけそうなあなたが人生の大きな選択肢で自分を選んでくれたんだと思うと、なんだか無性に誇らしくくすぐったいような気持ちがした。
時が経ってそれが当たり前になると、隣にいるだけじゃ飽き足らなくなってくる。
その先へもっと先へと浅ましく願って、目に見えるものが欲しくなる。
夢のつづきはひとりでは見れない。あなたとふたりで、同じ夢を見たい。
1/5/2025, 12:44:03 PM
【冬晴れ】
冷たく澄んだ空気に鼻の奥がツンと痛む。
ポケットに両手を入れたまま、白い息出る!とはしゃぐあなたが微笑ましい。
こんな晴れた朝にふたりで近所のスーパーに行くなんて、こんな些細なことにあたたかい繋がりを感じてくすぐったくなる。
春のような柔らかな光に目を細めて、左隣の手を握った。
1/5/2025, 9:23:30 AM
【幸せとは】
SNSで流れてきた、先輩の披露宴の写真を眺める。
彼は綺麗な奥さんの隣で友人や家族に囲まれて幸せそうに笑っている。
「普通」の幸せ。「当たり前」のそれを享受することは自分にはできないな、と暗転した画面を見つめた。
1/3/2025, 4:15:26 PM
【日の出】
ずっとずっと先が見えなくて、仲間が飛び立っていくのを見送り続けてきた。
次ダメだったら終わりにしよう。
そう思うたびに中途半端な希望を目の前にぶら下げられて、いつの間にか退けないところまで来てしまった。
先の見えない道を迷いながら進み続け、目前に広がるのは夢に見た景色。
きっともうすぐ、日が昇る。