一昨日の私は可憐な一国のお姫様。

昨日の私はどんな犯人も捕まえる名探偵。

今日は勇者になる予定。

ページをめくる度に心躍る出来事が私を待ち構えている。

色々な人に出会って、新しい私に出会える。

私の本棚は未知の世界への入口

明日は何になろうかな。

昔、誰かから「思い出は風化するものだ」と言われた
楽しかった思い出も風化する。忘れていく。と
だけど私はそうは思わない。
少なくとも私の思い出は風化しない
大切な人と過ごしたあの瞬間も
悲しいことがあったあの時も
私の心の中の風景はずっと鮮やかなまま生き続けるから

庭に夏草が生い茂っているのを見るとふとあの頃を思い出す。

何にも囚われず、誰の目も気にせず
自由に生きていたあの頃を

もう戻ることもできないと分かっていても
ついつい思いを馳せてしまう
懐かしいような…寂しいような……
そんな不思議な感覚

もう一度あの頃に戻れたら__
なんて思うのは夏の暑さのせい…なのかもしれない

私はここにいる、ここにある

忙しく毎日を生きているみんなは私のことを見てもくれない

楽しく遊んだあの日を
恋をしていたあの日を
悲しみに暮れたあの日を
みんな忘れちゃったの？

たまには忙しい日を立ち止まって、私を思い出して

ｵ ﾓ ｲ ﾃﾞ
わたしは貴方の心にあるから

着飾ってない、ありのままの自分を見て貰いたくて
私は自分を偽らず生きていく。
他人の目は素足のままで砂利道を歩くように痛く、辛い
きっと、面白い者でも見ている気分なんだろう。
それでも、私は自分が好きな様に生きたい。

好きな様に生きられる私が誇らしく
そんな私が、私は大好き