私たちは生きているから
辛くなって、しんどくて、どうしても前に進めない時がある
進みたいのに進めない
頑張りたいのに頑張れない
心が追いついて来ない
そんな事を感じる自分が他人と違う気がして酷く恥ずかしくなる
それでも、生きているからこそ
もう一歩だけ、あと一歩だけ
沼地を歩くように重い足を必死に上げて
転んでも、がむしゃらに歩みを進める
やっと足が軽くなった頃に後ろを振り返ると
私が歩んできた足跡が
歪だけど、確かにここまで続いていた
"もう一歩だけ頑張ろう"
これが私の生きる合言葉
黄昏色に染まる貴方を見ていると
ふと隣にいるはずなのに遠く感じる時がある。
何を考えて何を想っているのか
距離は近いはずなのに心が遠い。
そんな気持ちになる。
いつから好きな物を楽しめなくなったんだろう。
最後に好きな事を思いっきり楽しんだのはいつだろう。
気づけば趣味を楽しむ時間も無く
毎日家と仕事の往復ばかり。
きっと明日も、明後日もずっと同じ毎日なんだろうな。
昔から賑やかな場所より、静かでゆっくりとできる場所が好きだった。
もちろん、友達と遊んでワイワイするのは好き。
けど1番落ち着くのは図書館だったり、自分の部屋だったり
そんな場所でお気に入りの本を読むのが好き。
昔はね。
貴方と出会ってから初めて賑やかな部屋も悪くないと思えた。
ちょっとした事で喧嘩して
テレビを見ながら大笑いして。
1人で静かに過ごすより、貴方と騒がしいくらいの時間を過ごす方が遥かに好き。
その事に気がついたのは貴方がいなくなって、昔と同じ静かな部屋に戻った頃。
幸せってなんで無くなった頃に気がつくんだろう。
今は貴方がいない静寂に包まれた部屋が嫌い。
ここではない どこか遠くに行きたい
このまま生きても幸せになんかなれない
なら自分の事を誰も知らないどこか遠くで静かに暮らしたい
山奥の小さな集落なんかで野菜とか育てたり
出来そうで出来ないけど
ここではない どこか遠くで
そんな暮らしがしたい