つくね

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7/29/2024, 1:53:38 PM

嵐が来ようとも。

嵐が来ようとも、この町は今日も同じように歳をとる。何も変わらない。
いつも通りに時間が進む。どれだけ風が強くても、会社員は会社に行き、子供は学校へ行く。当たり前の景色だ。

嵐が来て、普段乗るはずの電車が止まり、タクシーを見つけて会社に向かう。いつもと同じ時間に起きていては間に合わないので、早起きして会社に向かう。

果たして、会社にそこまでして行く価値はあるのだろうか。行きたいと言うならば行けばいいと思うが、行かないといけないと思っているのなら、それは本当にそうだろうか。

「今日は休めない。」それは本当にそうだろうか?調整はできないだろうか。休んでも問題ないように調整できるのではないだろうか。

日本人は自己犠牲の精神が強すぎる。本来、人に与えられるものは余裕のあるものだけだと思う。余裕がないのに、自分の心を殺してまで人に与えようとするから苦しくなるのだ。心も貧しくなる。

自分が我慢すれば物事は解決すると思っている人は多い。あなたは本当にそれで良いのか。自分を大切にしよう。自分の心に従おう。大抵のことは君が無理するまでもなかったりする。

7/29/2024, 12:43:58 AM

お祭り。

この時期になると夏祭りが各地で行われている。
花火を見たり、屋台でご飯を食べたり、最高だ。

華やかで、雰囲気も楽しく、夏祭りにはいつも憧れがある。

1人で行こうかとも思うが、1人では何かが違う。

隣にあなたが居なければ、行く意味もないなぁ。

7/27/2024, 10:36:03 AM

僕はどこにでもいるような”普通な男”。普通に仕事をして、趣味を普通に楽しみ、普通に彼女もいないし、休みの日は友達と遊ぶ。

世間一般から見ても、どこにでもいるような”普通”であることを自負している。至って真面目に日々を過ごしている。この日々には刺激は無いが、悪くは無いと思う。

“普通”が1番いいと思っているし、悪目立ちしないよう、普通になろうとやってきた。これで良いのだと、これで人生を終えるんだと、そう思ってきた。

しかし、そんな矢先、身近な方が亡くなった。30代半ばの方だったが、とてもなくなるようには思えないような、元気で笑顔が素敵な方だった。

その方は僕の趣味の先生であり、この前も教わったばかりだ。そんな方が亡くなるとは想像もしていなかった。子供も生まれたばかりで、こんなに唐突に命が尽きるなんて。理解が追いつかなかった。

最後、その人に会いに行った。棺の中にいた先生は、寝ているだけのようだった。すぐ起きてきそうで、いつもみたいに明るい声が聞こえてきそうな気がしていた。

しかし、先生はその後、焼かれてしまった。意味がわからなかったし、今でもまだ理解できていない。勝手に、誰しも80歳くらいまで生きれるのだと思っていたが、死は誰にも平等に、かつ唐突にやってくることを思い知った。

先生がいなくなってから、自分はその先生に代わり、人に教える立場になった。先生から教わったように、先生の真似をして教えてみても上手くいかない。先生には一生敵わないなと思った。

僕は毎回、生徒に教える前に、亡くなった先生に手を合わせて話していた。いつもは一方的に話して終わるのだが、その日は先生が舞い降りてきて、こう言った。

「君は僕になれない。僕も君にはなれない。僕を慕ってくれて、同じやり方をしようとしてくれるのは嬉しいけど、君は自分のやり方で人に教えた方がいい。君にしかできないことがあるはずだから。」

目を開けると、そこに先生の姿はなかった。声だけが脳内に聞こえてきた。僕は先生の穴埋めをしようと必死になっていた。先生の真似をしていたが、到底先生には届かない。

そんな僕のことを先生は見ていてくれたのだと思うと、先生の体はなくても、魂はまだ生きているような気がした。

それから先生の声が聞こえてきたことはないが、先生は今も見守ってくれているのだと思う。先生が残してくれたこの場所を、次は僕が、僕のやり方で守っていきたい。

7/26/2024, 11:58:26 PM

誰かのためになるならば。

僕の行いが誰かのためになるならば、この身を削ってでもやりたい。そういう風に思うことがある。

しかし、その行いは本当に誰かのためになるのだろうか。誰かのためにはなっても、誰かを傷つけることにはならないだろうか。

そんなことを考えているうちに行動できなくなったりする。
そんなこと考えても意味はないのかもしれない。

結局、誰かのためになることは、誰かの不利益になることもある。だからこそ、そこも理解した上で行動しなければならない。

誰彼構わず助ければいいわけではない。自分の行動の結果を想像し、しっかり決断した上で行動を起こすのが最適だと思う。

7/25/2024, 11:23:47 PM

鳥かご。

僕たちが生きるこの世界は、鳥籠のような世界だと思う。
親も、先生も、先輩も、友達も、自分を鳥籠の内側に留めようとしてくる。

高く飛び立ち、鳥籠から出ようとする者を許さない。
鳥籠の内側に留めようと、コントロールしようとしてくる。

自分が何かを始める時、必ず「そんなことできないよ。」、「それをして何になるの?」とネガティブな言葉を投げかけてくる人はいるが、素直に応援してくれる人は少ない。まるで、鳥籠から出ようとする自分を引き留めるかのようだ。

僕のことを心配してくれているのかもしれないが、高く飛び立とうとすることを純粋に応援してくれる人は少ない。失敗しても大抵のことでは死なない。

常識や普通に囚われ、やりたいことができず、はみ出すことが出来ずに悩む人は多い。変化は怖いし、失敗のリスクも当然あるが、やりたいことをやらずに死んでいくリスクの方がはるかに大きい。

みんなそれなりににチャンスはある。そこで人生を変える勇気を持てれば、鳥籠の中の抑圧された社会から出られるのかもしれない。その先に自由や幸せがあるのだと思う。

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