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2/24/2025, 1:01:48 PM

『一輪の花』

一つだけ 願ったそれは 暑い夏


小学生の頃の国語で
そんなのがあったなと

一つだけ
一つだけ頂戴

一つ一つと願い続けて
お父さんのおにぎりが
無くなったから
お父さんが一輪の花を
娘に渡すと云う

そんなお話


あの話は戦時中でしたよね
あの時代の子供たちは
願っても叶うことなど
殆どなかったのではないかと

私たちのように
何か貰えることなど

一つだけと願って
今私たちが手に入れられる物は
一体どれ程素晴らしい物なのか
現代の日本を生きる私たちでは
到底理解出来るものではない

分かると言うこと自体が
失礼になってしまいかねない

だから私たちは
感謝をしなくてはならない

何か貰ったとき
始めに口にする言葉が
感謝でなくてはならない

貰えることが幸せなのだと
知らなくてはならない



『ありがとう』を届けることを大切に

2/23/2025, 9:27:59 PM

『魔法』


魔法を見ている
見えていた
知らぬまに忘れていた


魔法の解かれた者たちは
大人になれる
だが解かれる方が
幸せだったのか

2/22/2025, 1:10:45 PM

『君と見た虹』


あの日
最後の日
僕らが見た空は
どんなだったろう
もう思い出すことも
語り合うことも
無くなった

ただ
君が他の誰より
輝いて見えたのは
気のせいではない

2/21/2025, 1:00:05 PM

『夜空を駆ける』

忍び寄る 鋭き刃 闇に伏す


夜に迫る危険は
忍のように手を返す

忠実な下部が刺すのは
誰だろうか

2/20/2025, 12:52:16 PM

『ひそかな想い』

日が沈む トンネルの中 奥深く


考えちゃだめだと
ずっと頭の中で叫んでる
なのにまるで深いトンネルを
歩き続けてるように
思考を止められなくなる

自分のした選択が
あっているのか
その選択を
他人のせいにしてしまって
恨んでしまう

結局どうするかなんて
己次第なのに
他人に押し付けてしまう

諦めてしまったのも
やりたいことができないのも
全部自身の選択の結果だ

だったらそれは
他人が干渉すべきことではない



誰もが平等に選択の機会が与えられるように

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