『一輪の花』
一つだけ 願ったそれは 暑い夏
小学生の頃の国語で
そんなのがあったなと
一つだけ
一つだけ頂戴
一つ一つと願い続けて
お父さんのおにぎりが
無くなったから
お父さんが一輪の花を
娘に渡すと云う
そんなお話
あの話は戦時中でしたよね
あの時代の子供たちは
願っても叶うことなど
殆どなかったのではないかと
私たちのように
何か貰えることなど
一つだけと願って
今私たちが手に入れられる物は
一体どれ程素晴らしい物なのか
現代の日本を生きる私たちでは
到底理解出来るものではない
分かると言うこと自体が
失礼になってしまいかねない
だから私たちは
感謝をしなくてはならない
何か貰ったとき
始めに口にする言葉が
感謝でなくてはならない
貰えることが幸せなのだと
知らなくてはならない
『ありがとう』を届けることを大切に
2/24/2025, 1:01:48 PM