『イブの夜』
インフルで 学校になど 行けもせず
外にも出れず テレビを見てる
サンタさんに来るかな?
とか
デートどこ行く?
とか
イルミネーションみたいね~
どころか
明日まで学校だよ~
すらも言えない
家にいてもなかなか沈んだテンションは
上がるどころか下がっていく一方で
今さらサンタさんでテンションが
上がるような年齢でもなく
現在進行形で足音がするから
『あー今置いてんのかー』って
下に用事あったのにと思ってるだけ
全ての人にプレゼントが届きますように
Merry Christmas
『プレゼント』
願い事 紙に書いて 伝えたが
遺憾千万 後悔噬臍
楽しみにしてたのに
思ってたのと違った
『サンタさんが持ってくるの違う』
『欲しかったのじゃない』
『他のが良かったなぁ』
だが
後になって気づくものだ
それをそのままにして
『ありがとう』も『ごめんなさい』も
言えないままに時はすぎた
今さら言ってもどうしようもない
後戻りできない後悔の前に
伝えるべきことを
伝え損ねた思いを
【サンタさん】へ
『ゆずの香り』
湯気に乗り 香り漂う 熱流れ
お風呂の蓋を開けると
ふと 柑橘系の匂いが香って
何だろうと湯船に目を向けると
小振りな柚子が二つ
ぷかぷかと浮かんでいました
伝統とか昔ながらの和というものを
今の時代になかなか触れる機会はなく
やっていこうとする人も少ない
けど案外そういうのも悪くないと
これからも伝えていきたいと
そう思ってくれると嬉しい
年中行事は後世までも
残して行こう灯火を
『大空』
晴天の 届くことなき 大空へ
人間は飛ぶことは出来ない
だから 科学の鳥を作った
それはとても速いが
地球を破壊するかもしれない
鳥のようにと
夢をのせて大空へ飛ばした
人を乗せた飛行物体は
どこへ行くのか
飛びたいと人々が願い
思いを乗せたその鳥で
大空を駆け回り
何を得ることができたか
この大空に翼をひろげ飛んで行きたいよ
悲しみのない自由な空へ翼はためかせ行きたい
『翼をください』より
『ベルの音』
毎年の 音の響きは いつまでか
サンタクロースがいるいないとか
どうでもいいだろう
絶対にいた方が楽しいし嬉しい
間違いなく子供の頃はちゃんといたのだ
サンタは子供に夢を与える仕事だ
子供は魔法使いに夢という
魔法をかけられている
大人に来ないのは
魔法を解いてしまっているから
子供に魔法をかけるとき
サンタはベルを鳴らす
それはけして
大人には聞こえない