もんぷ

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4/23/2025, 3:18:53 AM

big love!

 大切な人が好きなものを好きなだけ好きでいれて好きなことを好きなだけして健康で幸せでいられたらそれだけで良いなんて思っています。あなたはすごく素敵な人だから、これからの選択も未来も心配なんてしてないけど進む未来にもっと素敵なことがたくさんありますように。たくさんの好きなものをくれて好きな思い出を作ってくれてありがとう。



 人生で初めて書くファンレター。文面自体を何度も考え直して推敲して書き直して、いざ清書しても字が汚いと何度も書き直してできたそれに、最後の一文を付け足す。ずっとこれを書きたくなくて、本心ではない言葉は書けないと迷っていた「卒業おめでとう」の文。別に彼はどこかの学校に通っていたのを卒業する訳じゃない。ずっといたグループを離れることを決意して、新しい場所に行くことを決めた。これからもこのままでいてほしいし、おめでとうなんて言えない。それでも書かないことには悔いが残ると、いざ書いてみたら少し気持ちは晴れやかになった。あなたが好きですなんて直接的な表現で書くのはちょっと恥ずかしい。だから最後のおめでとうにこの気持ちを込めた。大好きだよ。ありがとう。

4/22/2025, 9:32:25 AM

ささやき

 小さくささやいたその二文字を聞こえないふりして、なんて?と聞き返してたあの頃が一番楽しかった。

4/21/2025, 9:57:27 AM

星明かり

 星明かりだって綺麗に見えない月曜日。毎日しんどいけどなんだかんだ楽しいし、とくに憂鬱という事柄もないけれどため息が口をついて出た。同じような日々の繰り返しで私は何のために生きてるのか、なんて柄にもなく哲学的なことを考えてしまう。SNSをただの義務のようにぼんやりと眺めておすすめの欄にもふわふわした頭で目を通す。一瞬のことだった。忙しなく動かす手を止め、ふいにその人物に釘付けになる。コメントを見たり、その人のプロフィール欄に飛んでみたり、よくわからないから検索してみたり。その日からその人中心の生活が始まった。まだ好きとかではないと変に強がってみても頭の中はその人のことでいっぱいだ。そう。推しとは暗闇の中にふと気づいた、月にも見紛う煌々とした星明かりなのである。

4/21/2025, 9:45:34 AM

影絵

 影絵

4/19/2025, 11:36:55 AM

物語の始まり

 きっとその物語の始まりはあまりにも普通で、わかりやすくオープニングソングを流したり主要人物の名前の紹介なんていう親切なものはなくて、淡々と始まっていて、始まったことに気づいたと思ったらすでにCMに入っているような焦ったい作品。そんな物語を終わらせたくなくて何度も繰り返して見ていたくてずるずると先に進めないようなもの。先に進んでしまったら彼がいないことに気づいてしまうから。未来なんて見たくなくて、楽しかった過去を懐古していればいつまでもそれだけで楽しめるから。怖くて怖くて先に進めない。いつかは先に進もうと思う日が来るまで再生ボタンは触らない。

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